前回の続きというか、なんというか。
予告通りの逆パターンです。
以前の記事はこちら→ 森田が監督にならない理由
前回の記事は要するに、
向上心のある子も無い子も
横一線で指導する自信は全くないという事でした。
僕も人間ですし、向上心がある子には本気で指導しますし
そうじゃない子も同じ様に指導する自信はないです。
分かりやすく言うと、贔屓しない自信が全くないんです。
僕のような監督だと、親御さんから苦情が殺到することでしょう(;^_^A
その点、野球教室に来る子に向上心の無い子はいないですから。
当然ながら、向上心が無いとまず来ないです(;^_^A
話を進めましょう。
そして今回、こんな指導者に気を付けよう！
という事なんですが、めちゃくちゃ簡単です。
「メンタルが弱い！」
このフレーズを頻繁に使う指導者、危険です。
即イエローです。
ここで僕の生徒さんの話を例に出してみたいと思います。
（匿名での許可を事前に得てます。）
初めて僕が指導した時は、全く笑顔を見せない子。
そして全然しゃべらない・・・
そしてチーム練習では、とにかく萎縮してしまう・・・
その原因というのが、某指導者からの指導にありました。
もちろん前面否定するつもりもありませんが、肯定なんてできません。
とにかく僕のその指導者に対する印象は、「頑固な理不尽」
言うとおりにしなければ、容赦なく罵声を浴びせる。
そりゃ萎縮するよ・・・ってレベルで。
もちろん当時はまだ野球を始めたばかりだったので
技術も何もあったもんじゃないんです。
それを、気持ちが弱いとガンガン罵声やケツバット・・・
野球の練習に行くのも嫌で、体が拒否反応を起こす事も・・・
もう野球をやめようかと思って、最後の最後で
この野球教室の門を叩いてくれました。
そしてまず、野球教室に対して第一声が
メンタルを鍛えて欲しい。
でした。
僕はこの一言で 「なるほど」 と思い、
あえてメンタルトレーニングは行いませんでした。
なぜなら、技術も無いのにメンタルもくそも無いだろうと・・・
それこそそこでメンタルトレーニングなんてしたら、
自分でメンタルが弱いと認めるようなモノ・・・
メンタルが原因じゃない事をなんとしても証明すること！
これが当面の僕の課題でした。
ここで話が逸れますが、仮に技術の練習なしで
メンタルばかり鍛えたらどうなると思いますか？
僕の答えは、ただの勘違い野郎が誕生すると思います。笑
気持ちばかり強くて、下手くそなわけでしょ？
いつか心が折れるか、勘違いし続けるか・・・
思考が現実化するかもですが、
ロジックをきっちり立てて技術向上する術を知らなければ
やはり最終は上記のようになるのではと。
これがメンタルトレーニングの行く末であり
いかにメンタルを鍛えろ！という指導が空虚なものかは
ご理解頂けるでしょう。
話を戻します。
現在その子は下級生にも関わらず
不動のレギュラーとして活躍中。
あと一歩でクリーンナップというところまで来ています。
というか、多分春までに達成できるでしょう。
ここであえて目標が4番じゃないのは、
「4番は6年生最後の華を持たしてあげような」
という理由。
少し前まで練習に行くのも嫌で、野球をやめる寸前だったその子は
「試合で打てて当然！」
と平然と言ってのけます。
僕が新しい事を指導するとすぐにニヤニヤします。
なぜかと言うと、打てる自分を想像してしまうようです。笑
試合の結果を聞いても、
5打数3安打、で先に来るのは凡打の内容。
３安打打った事より、凡打した2打席の回顧。
打てた喜びより、打てなかった事の悔しさ。
これが本当にメンタルの弱い子の発言だと思いますか？
ちなみに僕は一切メンタルトレーニングなんてしてません。
すべてこの生徒さん本来の力なんです。
メンタルが原因ではなかった！
分かりやすい例ではないでしょうか。
僕が現役の頃からそうなんですが
気持ちが弱いという「洗脳」をしてしまう指導者が非常に多い！
それは、技術指導が出来ないと公言してるようなモノですから、
もっと正面から、あらゆる角度から、野球が上手くなるよう
まずは指導してあげて欲しいものです。
そして最後に言いたいのは、
もしこの子が野球教室に来てなかったら・・・
おそらく野球をやめてたらしいです。
ある心無い指導者のおかげで・・・
自分の指導力不足を棚に上げてメンタルのせいにして
子供を追い詰める・・・
ここで這い上がる選手もいるでしょうが、
この子の場合は這い上がれなかった可能性は高いです。
これを理不尽といわずしてなんといいます？
もしあのままやめてたら、「あいつはメンタルが弱かったな」
とでも言って、また次のメンタルの弱い子を作っては追い込んで・・・
これは、よくある中学生とかのするいじめと同じ構図ですよ。
大人と子供だから余計タチが悪い・・・
これに耐えてこそ野球。という概念すらあるのが現実・・・
そんな悪しき慣習は排除すべき。
そしてそんな野球の世界が僕は大嫌いです。
メンタルのせいにする指導者・・・気をつけましょう！
「俺はメンタルが弱いんだ・・・」
と決して洗脳されないで下さい。
心の中で、このコーチは野球教えられないんだな(￣▽+￣*)
くらい思ってもらって大丈夫です。
そうすると、心ある指導者ならもっと良い指導をせねば・・・
と指導者の質も上がるはずです。
もしそれが出来ない指導者は、
とっととやめてくださいね！
それくらいの覚悟を持って指導者も指導しましょう！
それでは、またお会いしましょう(^∇^)
・・・・・・・・以下、告知になります
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■1月度・第２回 球場レッスン■
日 程：1月29日（火）
時 間：19時～21時
場 所：南寝屋川公園野球場
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詳しくは、下記までお問い合わせ下さい！
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