今日は私の人生にとって一番悲しい日。。
朝から容赦なく降りつける冷たい雨。
午前8時半の葬儀に間に合うように支度を済ませて
7時半過ぎに父の車で家を出発し葬儀屋へ
本日は新たに1人久しぶりの親族の再会もあり少し心が温まった。
葬儀開始前に母ちゃんの勤め先の偉いさんが3人香典を持って来られた。
約45分で葬儀が済み次に出棺。
霊柩車に父は助手席に私は後部座席に座った。
霊柩車に乗るのはこの時が初めて。
火葬場に到着し車から棺を降ろし台車に載せる。
最後のお唱えを済ませ焼香をあげる。
もうこれで母の顔を見るのも人生最後。
ここまで私を育ててくれた感謝の念を込めて母の顔を拝んだ。
とてもじゃないが涙が堪えきれなかった。
まもなくしていよいよ焼き場へ移動。
おしょうさんの提案で父と私の2人でスイッチを押す。
火葬の間は待合室で親族らと1時間くらい軽食をとり会話をした。
それが何より一番和んだ時間だった。
11時15分頃に納骨が始まった。
長い割り箸2本使って白い瓶の壺に下の指足から上へと順番に骨の破片を壺が満タンになるくらいに詰めた。
一番印象的だったのは5年前に手術した左足の人工股関節の部分で骨にくっついたままの金属のボルトやピンクのボール状のプラスチックが溶けずに残っていたこと。
まさか人生初めての納骨が母親になるとは…
そして寺へ移動して改めてお唱えをし焼香をあげ亡くなった母を無事に仏に送り出す準備が整えることができた。
今思えば母が亡くなってから今日に至るまで何もかもが一瞬すぎてあっけなかった。
離れて暮らしてても帰省すれば当たり前のように家にいてた母が今度こそはもういない。
二度と現れることはない。
命は本当に儚いものだと痛感する。
母と今まで一緒に過ごした時間は僕にとって宝でありかけがえのない唯一無二の存在でした。
30年間息子を見守ってくださりありがとうございました。