多重比較 | あがり症を薬で治す!

多重比較

1.等分散・分散の均一性の検定

1)2群の分散の比較(等分散の検定)
=スチューデントのt検定かウェルチのt検定かの選択に用いる
→(分散比が1であるかの)F検定
           
2)3群以上の分散の比較(分散の均一性)
=分散分析か、クラスカル・ワーリス検定およびフリードマン検定かの選択に用いる
バートレット検定

【注意】

*バートレット検定はデータ数が比較的大きくかつ等しくない場合に用いられるが、実験データはこれをほぼ満たしている。
*分散分析では分散の均一性が前提だが、各群のデータ数が等しい場合にはあまりに重大に考えなくてよい。

2.独立した2群の差の検定

1)2群のデータが正規分布しているとみなすことができる場合、またはデータ数が少ない(両群ともデータ数が4以下)場合
対応のないt検定

 ア)2群の分散が等しい場合→スチューデントのt検定
 イ)2群の分散が異なる場合→
ウェルチのt検定

2)2群が離散値データである場合
→マン・ホイットニ検定



3.関連のある2群の差の検定

*F検定で等分散の検定を行った後で

1)対応するデータの差が正規分布に従っている場合、またはデータ数が少ない(6未満)場合
対応のあるt検定
2)対応するデータの差の分布が極端に正規分布と異なっている、または不明の場合
ウィルコクソン検定

*各群のデータ数が大きい時はt検定を用いることができるが、データの状態によっては有意差の検出力は低下する


6.1要因で分類される多群の検定

*バートレット検定で分散の均一性を検定した後に

1)各群のデータが正規分布していて、分散が均一(等しい)とみなせる場合
一元配置分散分析
→さらに群間に有意差があれば多重比較へ

2)各群のデータが正規分布していないか、分散が均一(等しい)とみなせない場合
→クラスカル・ワーリス検定
→さらに群間に有意差があれば多重比較へ


9.多重比較検定

1)群間因子の比較で交互作用がないとき
ア)フィッシャーのPLSD法
 :多群間の分散分析で有意差が認められた時、各群のデータ数が等しく等分散で正規分布に従っていると仮定して用いる。検出力(有意差の出やすさ)は三方法のうちで最も優れるが、従って判定は甘くなりやすい。
イ)ボンフェローニ法
 :多群間の分散分析で有意差が認められなくても検定できる。各群のデータ数が等しく等分散で正規分布に従っていると仮定して用いる。検出力は比較的優れる。
ウ)シェッフェ法
 :多群間の分散分析で有意差が認められた時、各群のデータ数・分散・分布に制限なく用いられる。適用範囲が広く頑強性あるが、検出力は劣るので有意差は出にくくなる。

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シェフェ法の利点

1.既に自分のエクセルに組み込んであるので、新しい統計ソフトを買う必要がない。
2.等分散を問わない (おそらく)。

3.欠測値があっても大丈夫。

シェフェ法の欠点

1.有意差がかなり出にくい。


Tukey-Kramer法の利点

1.広く使われている。

2.欠測値があっても大丈夫。

3.有意差がでやすい。

Tukey-Kramer法の欠点

1.新しい統計ソフトを買う必要がある。

2.等分散であることが条件。