Citylight (SONY NEX5N SEL1855 /Toy-mode)

 使うにつれ、ジワジワと良さが判ってくるような物というのは、なかなか出会えないものだ。
 NEX-5Nは、僕にとって、まさにそういうカメラのようだ。
 これを使っているうちに、GX100やE-300の出番は格段に減るだろう、というか、持ち出すことはほぼなくなるだろう、ということを感じてしまった。この2台をリストラすることを躊躇していたが、ようやく決心することができた。


SEL1855

 ただ、一つ気が付いたことがある。
 このカメラを持ってテンションが上がるのは、やはりZeissのレンズを付けた時だ、ということ。昨日の晩、Sonnarからセットレンズに付け替えた瞬間、自分の中で何となく萎えてしまうものを感じてしまった。
 やはり、出てくる絵が違うのだ。カメラはレンズ。GX100は便利なカメラで、これを手に入れてからは、最も稼働率の高いカメラになっていた。スナップカメラとして左程不満は無かった一方で、撮った写真を見て感動するようなことも非常に少なかったのも事実だった。要は、このカメラで作品を撮ろう、という気にはならなかった。気合を入れるときは、S2やG1といったフィルムカメラを持ち出すことが多かった。(だからといって、良い写真が撮れたかどうかは別問題だが)


SEL1855(Toy-mode)

 NEX-5NにZeissのレンズを付けて撮る時、ワクワクしながら被写体を探している自分がいる。セットレンズの方が、気軽にシャッターを押せるのも事実だが、その分、その一枚に対する拘りも減少していることに気付く。

 やはりカメラはレンズ。僕の下手な写真も、レンズが綺麗に見せてくれる。レンズがその写真の粗探しの視線を逸らしてくれるというのか。

Sonnar T*90mmF2.8

 撮影時は、ハンドストラップに手を通して、右手に持った状態でウロウロしているが、ボディ右側のグリップ部分の出っ張り具合が絶妙に良い。手になじんで力を要れずとも、安定してぶら下げることができる。これは結構お散歩カメラとしてはポイントが高いと思う。

 カメラ自体の操作感でやや気になるのは、右側に集中するメニューボタンや、ダイヤルを無意識に押してしまうこと。カメラを構えたときに、親指がちょうどボタン類にかかってしまうのだ。小さいボディに大きな液晶画面を備えたので仕方が無いのかもしれないが、いつの間にかISO値が変更されいたりすることが何度かあった。