2013.3.23 東京・後楽園ホール 観衆2015人(超満員札止め)
4.NEW JAPAN CUP 2013準決勝(時間無制限1本勝負)
○オカダカズチカvs矢野通×
[10分42秒 レッドインク]
評価:★★★★★★★★☆☆
フォト:16枚
寸表:矢野のプロレス全開だった!声援も矢野の方が大きくやることなすこと相手をおちょくるような試合だった。さすがのレインメーカーもこのやりとりは初めて味わうだけあって苦戦を強いられたようだ。
ここまで頭脳プレーでプロレスをやるレスラーは今数少ない、矢野はプロレス界で本物の崇高なる王者になっているのかもしれない。
一番ウケたのは矢野のシェイクハンド→オカダがレインメーカーポーズ→矢野のおどろけポーズがおもしろすぎた。
あれで既に矢野は後楽園の声を支配したのだろう。後楽園には魔物が住んでいて矢野に爆発的声援が起こる現象がしばしある。この日もそうだった。
動き一つ一つが目を離せなかったし裏霞も決まったんじゃないか?とまで思ったくらいだ。CHAOS所属同士で中々観る事のできないプレミア初対決はオカダに軍配が上がった。
レッドインク恐るべし!!
今回はトーナメントでオカダが勝ったが次G1でぶつかる事があったら同じ結果にはならないかもしれない
あとから入場した矢野は、ペットボトルの水をオカダに浴びせかける。そこから試合開始のゴングが鳴り、矢野が握手を要求。これにオカダは応じず、レインメーカーポーズを披露。すると矢野も両手を広げ、おどけてみせた。
そこから両者がロープ際にもつれ、オカダがクリーンブレイク。しかし、直後の似たような場面で、矢野がトーキックで奇襲。だが、オカダがショルダータックルで報復。
場外に逃れた矢野は、「こっち来いよ、オラ!」とオカダを挑発。そして、怒ったオカダが場外へ下りたと同時に、素早くリングへ飛び込む。
すると、今度はオカダがリングへのぼり、その瞬間に矢野が場外へ下りようとする。ところが、セコンドの外道に笑顔で制止されてしまった。
これでオカダが矢野を捕まえ、腕を取って絞り上げる。苦しくなった矢野が切り返すと、オカダがさらに切り返してレインメーカーを敢行。しかし、回避した矢野が後ろ髪を掴んで引き倒し、YTRアピールをファンと大合唱。
ここから矢野がオカダを場外に追い出し、鉄柵攻撃2連発、イス攻撃。さらにリングへ戻ると、クッションを外して金具がむき出しになったコーナーへ、オカダを2度激突させる。
劣勢のオカダは、ブレーンバスターを回避し、フラップジャックで逆転。そこからエルボースマッシュ連打、串刺しバックエルボー、DDT、低空ランニングフロントキックと畳み掛ける。
すると矢野は、カニばさみでオカダを倒してコーナーの金具へぶつけ、スクールボーイ。さらに、鬼殺しの体勢に入るが、オカダが空中でジャンプして脱出。そこからレインメーカーを狙うも、矢野が回避してマンハッタンドロップで逆転。
続いて矢野は、オカダの両脚を掴んで大きく投げ飛ばし、コーナーの金具へ激突させる。そして、今度こそ鬼殺しで叩きつけるが、カウントは2。
それでもオカダは、ハンマースルーを切り返し、矢野をコーナーの金具へぶつける。そして、リバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップで追い討ちをかけ、レインメーカーポーズからレインメーカーを狙う。しかし、矢野が回避して裏霞で丸め込む。
それでもオカダはレインメーカーを狙うが、矢野がかわして突き飛ばし、マーティー浅見レフェリーと衝突させる。
そして、赤霧で丸め込むも、跳ね返したオカダがカウンタードロップキックで逆転。そこからレッドインクを極め、勝利を収めた。
「あと2つ! 俺の目的は優勝じゃない! 優勝なんて当たり前! その次のことも、当たり前だけどな。あと2つだ!」
「クソ! オイ! おまえら答えろ!
このな、崇高なるな、俺様の負けは、何を意味するんだオイ!! おまえら言ってみろ!?ねぇのかコノヤロー!
ノアの負けだよ、ノアの負け!! ノアが負けたぞお!! ノアが負けたぞお!!
オイ、おまえらがな! 付き人もなんにもよこさねーから、ノアが負けたぞバカヤロー!!
ノアが負けたぞお!!」