こんにちは(*^-^*)

 

Naoです。

 

今日もここへ来てくださって

ありがとうございます♡

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

たかちゃんが国立高専の寮に入る???

 

ちょっと待ってーーーー!

 

 

 

ということで思考がグルグルになった私は、

その日、たかちゃんとご飯を食べに行くことにしました。

 

 

 

もともと三者面談の後に仕事は行きたくないので

お休みを頂いていた事もあり、

たかちゃんが好きな回転ずしに連れていきました。

 

 

たかちゃんは、

普通科に行く気はさらさらなくて。

 

専門知識を身に着けて就職して

早く自立したがっているようでした。

 

 

 

食べ盛りのたかちゃんの前に

積みあがっていくお皿を

私は

 

「大きくなったなぁ~(*´з`)」と

感慨深く眺めていたのですが。

 

 

本題に入らなければ!!

 

 

たかちゃんが

ひとまず満腹になったところで

デザート食べに行こ!!と

 

 

カフェに行きました。

 

 

 

「たかちゃん、高専の寮に入るの?」

 

と、私が聞くと、

 

「俺、早く家出たいもん」

 

と、たかちゃん。

 

 

 

どうして?と理由を尋ねると

 

う~ん。と思案したのちに

 

「俺の話聞いてくれないし

 窮屈だから?」

 

と答えました。

 

 

 

さっきあんなにお寿司食べたのに

立派なチョコレートパフェを

長いスプーンでパクパク食べながら

たかちゃんは

現状の不満を話していましたが

 

 

それでも

じいじとばぁばが傷つかないように

家を出るなら寮かな。という考えを

話してくれました。

 

 

反抗したいけど、

かわいがってくれてるのもわかるし、

俺、甘やかして育ててもらったと思うんだよね。

やりたくないこともさせられるけど

やりたいっていった事はさせてくれたし。

 

 

でも、時代がちがうじゃん?

たまにそういうのに疲れるんだよね。

わかるんだけどさ。

 

 

 

とグラスの底にたまっている

チョコソースをツンツンしながら

時々バツが悪そうな顔をしていました。

 

 

 

「ね、たかちゃん。

 お母さんと一緒に暮らすのはどう?」

 

私はそう投げかけました。

 

 

たかちゃんはびっくりしたような顔を

パっと上げてこちらを見ました。

 

 

 

「お母さん、もう大丈夫なん?」

 

そう聞いてきたたかちゃん。

 

 

もちろん、今みたいに裕福じゃないし

我慢もさせるかもしれないけど、

高校入学に合わせて

一緒に暮らせるようにしたいなって

お母さんは思ってるけど

 

まずはたかちゃんの考えを聞いてから

一緒に決めようと思って。

 

 

 

 

たかちゃんは、少しはにかんで

 

「お母さんが大丈夫なら俺はいいよ」

 

と、照れ臭そうに言いました(笑)

 

 

 

 

「じゃ、それで準備進めるよ。

 お母さんはやっと一緒に暮らせるのが

 とっても嬉しい!!

 

 ・・・パフェ、もいっこ食べる?」

 

 

「さすがにもういらない(笑)」

 

 

そんなやり取りをしたのを覚えています。

 

 

 

「高校が決まってから引っ越すから

 行きたい高校を選んで大丈夫だよ。」

 

 

 

そう言って

その日はたかちゃんを送り届けてから

私は帰りました。

 

 

 

カフェをでてから、

たかちゃんはゴキゲンで。

 

俺の部屋構想を語っていました。

 

テレビとゲームとベッドは必須で!

あ、ゲームは俺お年玉で買う!

 

 

・・・その前に受験ね(笑)

 

 

 

そんな会話をしながら

私は、嬉しさがこみあげてきて

何度も何度も泣きそうになりました。

 

 

 

10年、願い続けたことが

ようやく叶う。

 

 

やっとたかちゃんと一緒に暮らせる。

 

 

がんばってきてよかった。

諦めなくてよかった。

あの時、死ななくてよかった。

自分の選択や生き方が

きっと間違ってなかったんだ。

 

 

初めてと言っていいくらい、

私は自分に対して

生きる事を

がんばってきてよかったねって

思えた気がします。

 

 

 

思えば、この気持ちを感じる事が

私にとって必要だったのかもしれないし

そう思うための10年間だったのかもしれません。

 

 

それは多分、

願いが叶わなかったら

知らなかった経験だったと思います。

 

 

 

ともあれ、

私はたかちゃんの進学が決まってから

就活をしようかなと考えながら

帰路につきました。

 

 

 

つづく

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

あなたが今日も生きてることに感謝します。

 

あなたに今日も優しい時間が訪れますように(*^-^*)

 

 

またあした♪