こんにちは(*^-^*)

 

Naoです。

 

今日もここへ来てくださって

ありがとうございます。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

ホステス派遣の専属契約が決まり、

コールセンターに行ってからスナックへ出勤する。

 

という生活が始まりました。

 

 

この頃たかちゃんは、思春期にさしかかり

反抗期がやってきていました。

 

 

私と会う時は

いつもニコニコ嬉しそうで、

サーティーワンアイスクリームを食べたいとか

回転ずしに行きたいとか、

反抗期をあまり感じる事はありませんでしたが、

 

 

両親は手を焼いていたようでした。

 

 

というのも、

もともとジャッジが強く、

子どもの話を聞かない両親。

 

 

たかちゃんは話を聞いてもらえずに

決めつけて叱られることに

とても反発していたようです。

 

 

私は話を聞いてくれるし

怒らないから反抗しようと思わなかったと

後々話してくれました。

 

 

 

たかちゃんは、

とても頑固で相手が誰であったとしても

自分の意見をはっきり言う性格です。

 

 

先生や先輩でもそれは同じで、

仲間も多いけど敵も作ってしまうタイプでした。

 

 

・・・・ホント、親子って似ます(笑)

 

 

 

母はたかちゃんの事は

あまり私に話してはくれなかったのですが

 

ある時、母から電話がありました。

 

 

「たかちゃんが学校の窓ガラスを割り、

 天井に穴を開けたので叱ったら

 反抗して暴れているからどうにかして!」

 

という内容でした。

 

 

私はその日はたまたまコールセンターはお休みで

スナックは20時からの出勤だったので、

 

 

夕方16時ごろに実家へ飛んでいきました。

 

 

 

もちろん、スナックで働いていることは

両親には話しておらず、

20時からコールセンターの仕事だからと

伝えていました。

 

 

スナックで働いていることが知られたら

殺されると思ってました(笑)

 

何をやっても反対されるという思い込みは

まだ根深く残っていましたし、

わかってもらおうとすら思ってませんでした。

 

 

 

 

実家に着くと

部屋にこもっているたかちゃん。

 

 

暴れるのは治まっていました。

 

 

母は青ざめていて。

 

 

とりあえずたかちゃんの部屋をノックして

「たかちゃん、入っていい?」と

声をかけると

「うん」と返事が。

 

 

 

そっと入ると

少し目が赤くなったたかちゃんが

そこに座っていました。

 

 

 

何か身構えているような、

少しおびえているような、

そんな目で私を見ていて。

 

 

 

部屋の中はいろんなものが散乱していました。

 

 

 

「派手にやったやん(笑)」と言うと

 

少しホッとしたのか

表情が緩みました。

 

 

話せる?と聞くと

少し間があってから、

うん。

 

とたかちゃん。

 

この時たかちゃんは中学2年生でした。

 

 

何があったの?と聞くと、

 

 

上履きを投げたら天井が破れて、

椅子を投げたら窓ガラスが割れた。

 

 

と、少しぶっきらぼうに答えました。

 

 

上履きとイスは、天井と窓ガラスを壊そうとして

投げたの?

 

 

ちがう、人に向かって投げたら避けられた。

 

 

 

どうしてそんなことしたの?

 

 

・・・・。

 

 

 

私は、言いたくないなら無理には聞かないけど

話してくれたら嬉しいけどな。

 

 

と言いました。

 

 

 

たかちゃんは、

 

イヤなこと言われたから。

腹が立ってやった。

 

と、ボソっと言いました。

 

 

 

そっか。

たかちゃんがそこまでやるなら

よっぽど嫌なことだったんだろうね。

 

 

と言った後、また暫く黙っていました。

 

 

 

でも、物を投げたのは悪かったと思ってる。

 

外に誰もいなかったから良かったけど

大けがさせるとこだった。

 

それはごめんなさい。

 

 

 

たかちゃんがそういったので、

 

 

何がいけない行動だったのか

ちゃんとわかってるんだよね。

 

それならこれからどうしたらいいと思う?

 

 

と促すと、

 

 

校長先生に謝る。

弁償する。

だけど、アイツには謝らない。

 

 

と頑なでした。

 

 

何を言われたのか、

絶対に話してくれませんでした。

 

 

 

後に別のママ友さんから聞いたのですが、

たかちゃんは

口蓋裂口唇裂の事を

バカにされて笑われたそうでした。

 

 

私が泣いちゃうから、気にしちゃうから

だから言えなかったんだと悟りました。

 

 

 

言葉で傷つけた人は飄々としていて、

物を傷つけた人が弁償して謝る。

 

 

社会にでても往々にしてよくあることではあります。

 

 

だけど、

行動を顧みて反省し、

弁償して謝る。

 

 

自分の心は傷ついたままで

それをやってくれた

中学生のたかちゃんは、

 

痛みと引き換えに、大きな成長を見せたと思います。

 

 

子どもの喧嘩に親が入ることほど

余計なことは無いと思うから

私は理由を聞いても何も言いませんでした。

 

 

病気を抱えて生まれたたかちゃんに

申し訳ないと思うのはもうやめると決めていて。

 

 

人の痛みを土足で踏みつけるその子より

人の痛みに寄り添えるたかちゃんは

ずっとずっと幸せだと

そう思うしか、

私にできる事は無いように思えました。

 

 

 

物に当たらない。

それをやったらどんな事が起こりうるか。

責任が取れるのか。

 

 

それを学ぶには、

たかちゃんには良い機会だったとさえ

今は思います。

 

 

お年玉から弁償するお金を出して、

先生たちに謝りに行く。

 

 

翌日先生方に謝りに行くのは私も同席しましたが、

よく頑張ったねとも思いました。

 

 

子どもが何かいけないことをしたとき、

その行為に対して叱るのと、

それをやった子そのものを叱るのでは

似ているようで全く違います。

 

 

 

あなたがそれをやったのは

何か理由があるんだよね。

 

 

という信頼を寄せる事は

とても大事だと思うんです。

 

 

 

何も理由なくやる子はきっといなくて。

親には理解できなくても、

その子の行動にはそれなりの

ちゃんとした理由があるんですよね。

 

 

 

たかちゃんは、

行動そのものは反省していたので

それ以上私は何も言いませんでした。

 

 

 

そうしてたかちゃんの

窓ガラス事件は終わったのですが、

反抗期が終わったわけではなく、

イライラやモヤモヤは続いたようです。

 

 

 

この窓ガラス事件と反抗期が

私に思わぬ結果をもたらすことになりました。

 

 

 

つづく

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

あなたが今日も生きてることに感謝します。

 

反抗期って、

賛否両論ありますが、

私はあっていいと思っている派です。

 

 

親の考え方や価値観に

違和感を感じたり、

自分なりの考えが出てきたりする。

 

 

そして、

それを表現する語彙力や経験が足りなくて

なんかイライラモヤモヤ。。。。

 

 

ということが多いように感じます。

 

 

あと、エネルギーが有り余ってる(笑)

 

 

 

手がでたり、物に当たったりするのも

うまく表現できる経験が足りなくて

練習中なんだなーと思ってました。

 

 

 

壊しちゃダメだけど。

 

 

 

たかちゃんももうお父さん。

 

 

たまに反抗期延長戦してるようですが

まぁ、大人の階段上ってるんだなーと

微笑ましく見ています(笑)

 

 

 

あなたに今日も

優しい時間が訪れますように(*^-^*)

 

 

またあした♪