こんにちは(*^-^*)

 

Naoです。

 

 

今日もここへ来てくださって

ありがとうございます☆

 

 

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なっちゃんが肩で息をしながら

興奮した様子で放った一言で

お母さんの独壇場は

あっけなく終了しました。

 

 

 

「勝手に決めないで!私の気持ち」

 

 

なっちゃんは少しだけ

声のトーンを下げてそう言いました。

 

 

 

お母さんはびっくりした様子で

目を丸くしてなっちゃんを見つめていました。

 

 

 

なっちゃんは再びうつむいて

何から話そうかと迷っているようでした。

 

 

 

お母さんはジリジリとした様子で

何か言葉を発したいようでしたが

 

 

「お母さん、待ちましょう」

とだけ、私は発言しました。

 

 

 

「お金は、彼氏に全部使いました。

 家賃と携帯代は店長に貸してもらいました。

 働いても働いても足りなくてごめんなさい。

 

 彼氏はめちゃくちゃ殴る。

 実家の住所もわかってるから、余計なこと言うなって

 いつも言われてるから言えなかった。

 警察にも言うなって。

 

 殴るのは愛してるからだって。

 怖いけど愛してくれてるから裏切れないと思った。

 家に彼氏がいつもいて、友達とかも来てて

 車も勝手に乗っていかれるから

 

 バスで仕事に行ってて

 店長に話を聞いてもらって

 派遣でキャバクラいってるけど

 彼氏が怒るから指名とか同伴とかダメだから

 だけど、それやらないとお金が足りなくて・・・・・」

 

 

 

つらつらとひたすら頭に浮かぶことを

口から吐き出しているような、

もっと支離滅裂な感じだったと思います。

 

 

 

お母さんは、途中から

表情が曇ってきて。

 

 

何を考えているのか

何を思っているのかは

 

 

お母さんをよく知らない私には

想像もつきませんでした。

 

 

 

ただ、なっちゃんは

ひたすら話し続けていて

私は途中からお母さんが気になって

あまり話を聞いていませんでした。

 

 

 

なっちゃんは途中で

時々詰まりながら

一生懸命話していたのですが、

まとまらなくなってきたのか

ピタッと話すことをやめました。

 

 

 

私がなっちゃんを見ると

彼女はお母さんを見ていて。

 

 

 

そうしてもう一度

 

 

「ごめんなさい」

 

 

 

今度は顔を上げて

はっきりと言いました。

 

 

 

お母さんは

じっとなっちゃんを見つめて

 

 

「あんたが自分で選んだ道。

 自分で責任を取りなさい。」

 

 

 

そう言い放ちました。

 

 

 

つづく

 

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あなたが今日も生きてることに感謝します。

 

 

あなたに今日も優しい時間が訪れますように(*^-^*)

 

 

 

 

またあした♪