こんにちは☆彡

 

Naoです。

 

今日もここへ来てくださって

 

ありがとうございます(*^-^*)

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

なっちゃんからの久しぶりの電話。

 

元気かなと思ってはいたものの、

 

まさかの困り果てた泣き声で。

 

 

 

お金を貸してほしい。

 

 

 

という電話でした。

 

 

 

いくら必要なのか聞いてみたら

 

20万円とのこと。

 

 

 

とりあえず、

 

一旦会って話をしようと言いました。

 

 

 

1時間後に近くのコーヒーショップで

 

待ち合わせをして行ってみたところ・・・。

 

 

 

すっかり痩せこけたなっちゃんがやってきました。

 

快活で、朗らかで、血色がよかったなっちゃんは

 

そこにはいませんでした。

 

 

 

つやつやだった髪も肌も、

 

荒野のような状態になっていて。

 

 

 

私は一体何があったのかを尋ねました。

 

 

 

お店を辞めてから、

 

キャバクラでアルバイトを始めて

 

念願の一人暮らしもスタートして

 

毎日楽しく過ごしていたとのこと。

 

 

 

お客さんを介して知り合った人と付き合うことになり、

 

彼氏が家に転がり込んできて

 

やきもちや心配から、束縛するようになり、

 

同伴や指名のお客様からの連絡にさえ怒り狂い

 

暴力を受けるようになった。

 

 

 

お金も車も全て彼氏に取り上げられて

 

スマホにはGPSが。

 

今日は店長に会ってくると言ったら

 

渋々許してくれましたとのこと。

 

 

 

家賃も水道光熱費も携帯代も払えなくなったと。

 

確かに、なっちゃんの腕や額や肩には

 

いくつも青あざができていました。

 

 

 

実家のご両親には相談したの?と聞くと

 

彼氏がや○ざの息子で

 

両親や警察に言えばどうなるかわかってる?って

 

脅されて言えません。とのこと。

 

 

 

そして、いつもじゃないんです。

 

いつもはとっても優しくて。

 

だけど、私が悪い事をすると殴られます。と

 

必死に彼氏をかばっていました。

 

 

 

このまま家賃を滞納すると、

 

追いだされてしまうし、

 

携帯が止まったら連絡ができなくなると

 

彼氏に言ってみたけど

 

風俗を紹介されましたとも言っていました。

 

 

 

・・・。

 

あのね、なっちゃん。

 

本当に愛していてやきもちをやくのなら

 

風俗に行けとは言わないよ?

 

キャバクラの同伴でも殴るような彼氏が

 

風俗は良いっていうの、おかしいと思わない?

 

あとね、それは本当のや○ざじゃないよ?

 

本物の人たちは一般人には手を出さないし

 

むやみやたらと脅さない。

 

だってそうでしょう?

 

そんなことで肚を探られるの面倒じゃない。

 

少なくとも、私が知っている人たちは

 

一般人より紳士的な人ばかりだよ。

 

 

 

聞けば相手の本名すらわからないそうで

 

年齢も住所も何も確証がないとのこと。

 

 

 

はぁ・・・・。

 

なんでこうなるかなぁ・・・。

 

と思う気持ちもあるのですが、

 

もともと自己肯定感が低かったなっちゃん。

 

 

 

自分の過去を振り返った時に

 

気持ちがわからなくもないんです。

 

 

 

だからこそ、自分を大切にしてほしいと思いました。

 

だけど、アドバイスを素直に聞くとも思えないけど。

 

 

 

私は、バッグから20万円が入った封筒を出しました。

 

今から一緒に家賃と水道光熱費と携帯代を払いに行こう。

 

そして、毎月少しずつでいいから

 

私に直接会って手渡しで返してほしい。

 

返せなくても私に会って返せない理由を話すこと。

 

 

 

連絡が無くなった時は、

 

もう返さなくていい代わりに

 

私は一生、なっちゃんとは縁を切るよ。

 

なっちゃんにとって私は20万円の価値以下の存在だったんだって

 

私も諦める。いい?

 

このお金は、私となっちゃんの信頼だよ。

 

私は、20万円の価値以上の信頼関係があると

 

信じているから貸すからね?

 

そして、これ以上はもう貸せない。わかった?

 

 

 

20万円なんて、ポンと出せる金額ではなかったし、

 

正直めちゃめちゃ痛い出費でした。

 

 

 

そして、

 

貸してあげる事が、なっちゃんにとって

 

良い事だとも思えませんでした。

 

 

 

焼け石に水にしかならないことも

 

わかっていたし、

 

彼女が彼氏にこの話をしたら

 

私にも被害がないとは言えませんでした。

 

 

 

だけど私には

 

対策を練る時間も必要だったし

 

連絡が取れなくなる、

 

所在が分からなくなることの方が

 

よっぽど困ると思いました。

 

 

 

なっちゃんはこの時まだ23歳。

 

1人ではどうにもできないだろうなと

 

そう思いました。

 

 

 

なっちゃんは泣きながら私にお礼を言って

 

何度も何度も

 

たかちゃんに使わないといけないお金なのに

 

店長本当にごめんなさい。

 

絶対に絶対に返します!と

 

要らないと言っているのに

 

くちゃくちゃの字で借用書を書いてくれました。

 

 

 

 

それから銀行に行き、

 

家賃の振り込みをして、

 

水道光熱費を払い、

 

携帯代を払い、

 

手元には数千円しか残りませんでした。

 

 

 

そうしてファストフード店に入って

 

キャバクラに勤めた経緯を聞いてみると

 

ホステスさんの派遣会社があり、

 

そこから派遣されているとのこと。

 

 

 

ノルマとかないし

 

残業もしなくていいし

 

手当もないけど気楽だからと始めたそうでした。

 

 

 

20時から深夜1時までで

 

事務所に寄ってお給料をもらって帰る。

 

来月から専属になるから

 

時給が上がるんです♪と話していて。

 

 

 

彼氏さんに毎日お給料を取られると

 

言っていました。

 

 

 

私はしばらく考えて、

 

ねぇ、私もそこで働けるかな?

 

キャバクラはイヤだけど、

 

年齢的にスナックとかラウンジとかで。

 

 

 

そしたら

 

毎日なっちゃんと同じ時間に事務所に帰るから

 

事務所で私がお金を少し預かる。

 

 

 

時給が上がった分だけなら

 

彼氏さんにも疑われないでしょう?

 

 

 

500円×5時間で2500円。

 

20日としても5万円。

 

それから支払いをして、余ったら返済してくれたらいい。

 

 

 

試しにやってみない?

 

ダメだったらまた考えよう?

 

 

 

そう提案をしました。

 

なっちゃんは、とても喜んでいて。

 

店長と毎日会えるの、嬉しいです(*´▽`*)

 

と笑っていました。

 

 

 

私は、

 

帰宅してから夕飯を作り、

 

J君に言いました。

 

 

 

「私、明後日からお水の仕事するね!」

 

 

 

 

つづく

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

あなたが今日も生きてることに感謝します。

 

生きてるといろいろありますよね。

 

私は、37歳で夜の世界に飛び込むとは

 

思っていなかったし、

 

 

 

離婚調停の時に

 

調停員さんに言われた

 

「女なら水商売でもなんでもできる」

 

という言葉に不快感を持ちましたが

 

それ自体が私自身に偏見があったんだなと

 

水商売をして思いました。

 

 

 

要は、やりたくてやるのか

 

やりたくないのにやらざるを得ないのか。

 

 

 

何にしてもそれだけの事。

 

 

 

と、今は思います。

 

 

 

あなたに今日も

 

優しい時間が訪れますように(*^-^*)

 

 

またあした♪