こんにちは(*´▽`*)

 

Naoです。

 

今日もここへ来てくださって

 

ありがとうございます。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

本震に見舞われ、行き場もなく

 

女性5人で避難所へと向かいました。

 

 

 

公共の大きな体育館施設。

 

すでに所せましと人がいて。

 

 

 

ただ、大きなプールがあるので

 

水が許す限りは

 

トイレが使えるという理由で

 

私たちはそこにいました。

 

 

 

急にやってきた不自由な生活。

 

 

 

私はこまめにSNSをチェックして

 

(J君の車で携帯を充電させてもらってました)

 

すぐに二つ隣の県にある友人に連絡。

 

 

 

300人分の食料を手配しました。

 

 

 

その友人は、農業組合にツテがあり

 

売り物にはならないが味も品質も

 

おとらない野菜やお米・水などを

 

かき集めて2日後にそちらにいく!と

 

すぐに動いてくれました。

 

 

 

被災しているものの、

 

車もあってけがもなく、

 

体力がある人が動こう!

 

 

 

そう思いました。

 

 

 

避難所に運ばれてくる炊き出しは

 

同じ被災者の人が作ってくれていて。

 

避難所を管理してくれる人にも家族がいて。

 

小学生や中学生が仕事を探して動いていて。

 

 

 

できる事をやろうと思いました。

 

どのみちお店は開けれないし、

 

アクセサリーを買う人はいません。

 

 

 

片づけもモールが開かないと進まないし、

 

今やるべきことが何なのかを考えました。

 

 

 

私の実家は食品製造業で大きな工場があります。

 

被害が少ない地域にあり、井戸水があったため、

 

弟はすでに、飲めないけど生活用水には使えると

 

水を配っているようでした。

 

 

 

私は弟に連絡をして、

 

落下したりして売れなくなった商品を

 

炊き出しに使うから分けてほしいと言うと

 

二つ返事で会社の事務所へ届けてくれました。

 

 

 

どんな状況でも、やるべきことがあると

 

気合がはいるもので、

 

私は寝れるときに寝て、

 

食べれるときに食べようと思いました。

 

 

 

社長とマネージャーは炊き出しすることを

 

快諾してくれました。

 

 

 

お店のロゴが入ったTシャツ着て行ってねと

 

冗談とも本気ともつかない事を言ってましたが(笑)

 

 

 

そうして、モールで仲が良かった

 

他店のオーナーさんにも協力していただき、

 

知人の居酒屋のキッチンと調理器具を借りて

 

2日後の炊き出しの段取りを整えました。

 

 

 

私が避難所にいたのは2日間でした。

 

 

 

この頃、フェイクニュースもかなり出回り、

 

避難所でのレイプや強盗のニュースも多く

 

トイレに行くのも必ず2人で行動していました。

 

貴重品はお腹の中にしまって寝るのですが、

 

安心して眠る事はできませんでした。

 

 

 

電気の復旧と水の復旧は早く、

 

私がいた地域は中心部だったので

 

本震後3日目には復旧していたように思います。

 

 

 

ガスだけが復旧に時間がかかったので、

 

数週間は水シャワーでした。

 

 

 

避難所では、

 

炊き出しを何度も取りに来る人、

 

味や設備に文句を言う人、

 

人のスペースを奪う人、

 

順番が守れない人、

 

人数を偽ってもらっている人

 

ボランティアさんに八つ当たりする人

 

など、

 

人が不安になるとやってしまう事を

 

目の当たりにしました。

 

 

 

だけど、

 

希望を与える人、

 

率先して人の為に動く人、

 

感謝の気持ちを伝えようとする人、

 

という

 

不安だからこそ支えあおうとする

 

素晴らしい一面も感じました。

 

 

 

きっと問題行動も悪意はなくて。

 

不安だからやってしまうんです。

 

食べ物がなくなったら・・・・

 

水がなくなったら・・・・

 

寝るところがなくなったら・・・。

 

衣食住という本能レベルでの不安は

 

人によっては命に直結するほど重大で。

 

 

 

楽観的に何とかなるさ、

 

持っているから大丈夫!と思える人と

 

これだけしかないのに・・・

 

少ししか残っていないと思う人と

 

どっちが良いとか悪いではなくて。

 

 

 

そういうものなんだと思います。

 

 

って今だから思えるんですけどね。

 

めちゃくちゃ

 

「なんなの?この人??」

 

ってその時は思ってました(笑)

 

 

 

 

J君も人見知りながらも、

 

何か足りないものはないか、

 

必要なものはないか?と

 

気にかけてくれていましたし、

 

たかちゃんとも連絡を取りながら

 

私は避難所でなっちゃんたちを

 

どうしたら安心させられるかを

 

いつも考えていたように思います。

 

 

 

余震の度に鳴り響くアラームと、

 

子どもの鳴き声や、

 

女性の叫び声が聞こえていました。

 

 

 

だけど、ちゃんと人って適応します。

 

3日目には余震にもアラームにも

 

すっかり慣れてしまってました。

 

 

 

 

社長は年配の両親の元へ行ったり、

 

お店の修復の見積もりを取ったりと

 

忙しそうでしたし、

 

マネージャーは県外のご両親に電話したり

 

アルバイトスタッフの安否確認をしたり

 

とにかくみんなバタバタしていました。

 

 

 

 

そうして、翌日炊き出しの準備の前に

 

社長が全員を迎えに来て

 

社長室へと集まることになりました。

 

 

 

ここから少しずつ、事態が変わっていきます。

 

 

 

つづく

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

あなたが今日も生きてることに感謝します。

 

 

人は緊急事態の時に、

 

その人の本質がでるものだなと

 

この時つくづく思いました。

 

 

 

食べ物に執着する人もいれば、

 

お金に執着する人もいて

 

人に執着する人もいました。

 

 

 

現状を嘆く人

 

現状を前向きにとらえる人。

 

 

 

ずっと怒ってる人

 

ずっと泣いてる人

 

ずっと笑ってる人

 

 

 

人に何かしてばかりの人

 

人にしてもらうことばかりの人

 

 

 

本当にたくさんの人を見ました。

 

 

 

その中で今思うのは、

 

全員正しくて。

 

だれも間違ってなくて。

 

 

 

ただ、自分がどうしているのが

 

自分が居心地が良いかを考えたら

 

自分の答えは見つかるのかなと思いました。

 

 

 

泣いてる人がいないと

 

なだめたい人がすることがなくて。

 

 

与えられたい人がいないと

 

与えたい人の喜びはなくて。

 

 

 

それぞれに役割ってあるんだな。

 

誰かが損してたり得してたりってないんだな。

 

 

 

単純にそう思いました。

 

 

 

私は、あの人やだなって思うことも

 

たくさんありましたけど(笑)

 

 

 

きっとその人も誰かのためにそこにいて。

 

何かを教えてくれていたと思います。

 

 

 

あなたが誰かに迷惑をかけていると思って

 

できない欠点に感じる事も、

 

きっと誰かにとって補う喜びを与えていますよ。

 

 

 

今日もあなたに

 

優しい時間が訪れますように♡

 

 

またあした♪