こんにちは(*^-^*)

 

Naoです。

 

 

今日も私のブログを読んでいただき

 

ありがとうございます♪

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

とうとう息子の手術の日がやってきました。

 

 

麻酔を受けるため、

 

朝の授乳はダメだよと

 

指示があっていたので、

 

息子には

 

点滴から水分が入れられていました。

 

 

 

抱っこすると

 

おっぱいをモゾモゾ探す息子。

 

 

 

そうだよね、

 

お腹減ったよね。

 

 

 

と私はずっと息子を抱っこしていました。

 

 

 

 

8時ごろ両親がやってきて、

 

夫が来ないことに少し

 

眉をしかめていました。

 

 

 

 

当然、夫の両親には

 

伝えてはいましたが、

 

なんの連絡もありませんでした。

 

 

 

 

夫のお父さんは看護師で、

 

夫のお母さんはアパレルの管理職

 

忙しくて来れないんだと

 

夫から聞いていました。

 

 

 

 

 

 

朝、9時45分、

 

ドクターと看護師さんがやってきて

 

手術室へ一緒に入り、

 

麻酔が効いたところで


お母さんは退室してくださいと

 

説明を受けました。

 

 

 

 

手術は2時間の予定です。

 

待合室へ案内しますと

 

両親は先にそちらへ行きました。

 

 

 

 

私は、

 

帽子とエプロンを着け、

 

息子を抱いて

 

手術室へ向かいます。

 

 

 

 

息子は私の腕の中で

 

クリクリと目を動かして

 

時折

 

あくびをしたり、

 

笑ってみたり、

 

泣きまねをしてみたり

 

いつも通りの様子でした。

 

 

 

 

 

小さな息子の血管に

 

新たな薬剤が投与され、

 

小さな息子の口元に

 

小さなマスクがつけられました。

 

 

 

 

息子は、

 

少しだけ嫌がるように身じろぎして

 

すぐに脱力して眠りに落ちました。

 

 

 

 

 

それから私は

 

両親が待つ待合室へ行きました。

 

 

 

 

私は、

 

母が持ってきてくれた

 

サンドイッチを少したべ、

 

うつむいて無言で過ごしました。

 

 

 

 

とても長いような、

 

それでいて短いような

 

不思議な感覚の時間でした。

 

 

 

 

キレイな待合室は

 

オレンジ色のソファと

 

丸いテーブルが置いてあって、

 

朝の情報番組が小さな音で流れていました。

 

 

 

 

意外にも母だけが

 

「あんなに小さな体なのに

 

 今、一人でがんばってるのよね」

 

と、

 

私の心に寄り添ってくれました。

 

 

 

 

私は素直に

 

「うん。そうだね。」と

 

答えたように思います。

 

 

 

 

 

そして

 

看護師さんが迎えに来ました。

 

 

 

無事終わりました。

 

手術室に息子さんを迎えに行きましょう。と。

 

 

 

 

無事終わったことにホッとして、

 

両親は病室に先に帰っておくねと

 

部屋を後にしました。

 

 

 

 

手術室へ行って、

 

息子を見た瞬間。

 

 

 

 

 

私は膝が震えて

 

かなり気合を入れないと

 

立っていられないほどでした。

 

 

 

 

黒い糸で縫い合わされた

 

血がにじむ鼻の穴と唇。

 

 

 

 

そして、

 

唇の間からも

 

黒い糸と血がにじんだ唾液が

 

見えています。

 

 

 

 

顔は赤黒く

 

パンパンに腫れていました。

 

 

 

 

 

息子はまだ眠っていて、

 

血管から化膿止めや炎症止めなどの

 

薬を入れていると言われました。

 

 

 

 

 

 

顔全体が腫れているけど

 

やがて引いてくること。

 

 

唇は痛々しく見えるけど

 

すぐに授乳して大丈夫なこと。

 

 

熱が高く出るから検温をこまめにすること。

 

 

泣くと傷口から出血するけど

 

すぐ止まれば問題ないこと。

 

 

 

そういった説明を受け、

 

血が付いた肌着は交換したので

 

捨ててもいいかとの確認がありました。

 

 

 

そんな説明の間、私は

 

 

 

そんなことより

 

はやく抱きしめてあげたい。

 

 

 

もう大丈夫だよ、がんばったねって

 

言ってあげたい。

 

 

 

だからしっかり立たなくちゃ!

 

私が倒れてどうする!

 

私が泣いてどうする!

 

 

 

がんばったのはこの子。

 

痛みを受けたのもこの子。

 

 

 

私はぼんやり座っていただけなのに

 

泣いていいのは私じゃない!

 

 

 

と、

 

自分に喝を入れていました。

 

 

 

 

そして、

 

息子に近寄ってそっと抱きあげて

 

傷口に触れないように

 

ぎゅっと抱きしめました。

 

 

 

 

これから

 

 

何度この子はこんな思いをするんだろう。

 

 

どうして代わってあげられないんだろう。

 

 

どうして私はあんな生活をしていたんだろう。

 

 

どうしてこの子がこんな目に遭うんだろう。

 

 

 

 

本当に長い間

 

ずっとそんな思いに支配されることになります。

 

 

 

 

 

つづく。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

今回、息子の病気を振り返りました。

 

日記を読んだり、記憶を辿ったり。

 

 

たくさん涙が出ました。

 

 

息子の手術は成人してもまだ

 

終わってはいません。

 

 

あと2回残っています。

 

 

歯の矯正も続いています。

 

 

 

だから、私にとって

 

まだ過去ではないんですよね(*´з`)

 

 

 

痛い思いをすれば

 

やっぱり胸が痛みます。

 

 

だけど、

 

おかげで息子は

 

優しい子になりました。

 

 

人の痛みに気づける子になりました。

 

 

 

私との入院生活は

 

結構楽しかったとも言ってくれました。

 

 

 

私が思うより、

 

息子の方が強かったんです。

 

 

 

入院中にできたお友達も

 

入院中の経験も。

 

 

息子は大事に自分の宝物に

 

してくれました。

 

 

 

だから、

 

お母さん、泣かないでいいんだよって

 

そう言ってくれました。

 

 

 

そう言ってくれた息子の

 

胸の内は息子にしかわかりません。

 

 

 

だけど、

 

そう言ってくれる気持ちを持つ

 

優しい子になってくれました。

 

 

だから、

 

自分を責めることはずいぶん前にやめました。

 

またいずれこの辺りのお話は書いていきます(*´з`)

 

 

 

 

あなたが今日も生きていることに感謝します。

 

あなたの過去があなたに優しく微笑む瞬間が

 

どうかやってきますように☆彡

 

 

 

またあした♪