本日の素材:写真ACさま

 

【閲覧注意】プライベートのオタク的自己満足のみの記事です。

 

 久しぶりに映画館で、仮面ライダーとか戦隊ものではない、またディズニーではない、そしてポケモンでもジバニャンでもない映画を観ました。

 

すみません。自己満足的に書くだけで、オタクすぎて意味不明だったらごめんなさい。

 

『ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち』

ティム・バートン監督最新作として話題の映画です。

 
 
ティム・バートンと言えば、最近公開されたものだと『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年、2016年に続編)、その昔は『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』(1993年)、『シザーハンズ』(1990年)などで知ってる人が多いはず。いや、もしかしたら『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)なのかもしれないけど。
 
ちょっと不気味で、ヒヤッとするような残酷さもあって、でもなんだか可愛い。
 
そんな世界を作らせたらピカイチの監督。
 
この監督のフィルターを通した世界観をどこかしらで信頼しているので結構な頻度で見ています。(スウィーニートッドは随分ひきましたが・・・)
 
またこういうネタを商業映画として完成させて、このご時世に未だに第一線で映画作りをしている・・・というのが本当に素晴らしい。
 

ジョニー・デップは?ヘレナ・ボナム=カーターは?

 
この映画の予告を見ていて気づいたのが、「おや?知ってる顔がいない・・・」ということ。バートン作品には常連俳優がいて、さっき挙げた映画は全てジョニー・デップがメインだったし、私生活のパートナーだったこともあり、パートナー解消後にも出演していたヘレナ・ボナム=カーターもいない。
 
この二人(↓)
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』より
 
ジョニー・デップも大好きだし、ヘレナ・ボナム=カーター(どうして覚えたらフルネームを言いたくのかわからない)も大好きな女優さんだけど
 
悪気はないけど、最近バートン映画において食傷気味だったこの二人がいなかったことが一番よかった。
 
すごくフレッシュで映画からはミントのような爽やかな空気さえ感じたのでした。
 
 
そして、そのミント要素はこの人。
 
 
主演のエヴァ・グリーン
ちょーきれい♡
 
「知らない・・・」と思ったけど、画像検索で「この写真は見覚えがある」と思ったら、『007 カジノ・ロワイヤル』のボンドガールでした。
 
ちょっとハマってましたね〜。久しぶりにときめく女優さんに出会いました。
 
 

バートン映画に流れる同じメッセージ

 
異形のもの、異能者は古来から社会には受け入れられない。
「普通に生きていくことができない、社会から否定された子どもたち」を守っているのがミス・ペレグリン。
 
「ティム・バートン史上、最も奇妙」なんてコピーがついてますが、その真偽はさておき
 
確かに不気味な奇妙な世界を描くのが得意なバートン監督ですが、彼は不気味で奇妙な世界を見せたいわけじゃない。
 
そこにはちゃんと「伝えたいメッセージ」がバートン監督にはあります。
 

People thought that I'm strange, perculier. Especially when you're teenager, make me feel quite sad and quite lonely...I have had a sort of feelings strongly. I mean, most people that being strange and peculier often are quite artistic. They're maybe quiet and weird, but they're usually good people. and I think that is the important message for me..It's Okay to be slightly different, ok to be perculier in some ways. 'Cause basically at the heart of it with their all peculierities, they are still just children.
※聞きながらの書きなぐりを書き起こしたので、間違い等のご指摘はご容赦ください。
 
多分(笑)
彼の語る「孤独、悲しさ」は彼が描く映画の全てのキャラクターにも通じています。

 

「周りとちょっと違っても、奇妙でもいいじゃないか。だってそれがあるからこそ、子どものままでいられるんだ」

 

子どもという存在の全肯定・・・ともいうのか。

 

その上で、常に描かれている「孤独」や「愛」に変な解釈がないんですよね。

子どもがスケッチブックに、思いのままに書いているように。

 

「ママ」を描けば、それだけで「ママ、大好き」が伝わるような。

 

彼が「面白い」と思ったものを、「面白い」と思えるように作っている。

 

今回のティム・バートン最新作。私はとても面白かったです。

お気に入りは双子(笑)。爽快でしたね。

 

ちょっと不気味で、ヒヤッとするような残酷さもあって、でもなんだか可愛い。

 

それって、実は子どもそのもの。ティム・バートンそのもの。

 

またこれからのバートン作品が楽しみになりました。

 

 

 

というオタク話をたまにします・・・。ご容赦ください。

 

Cocoro+et+Gokoro(こころ・え・ごころ)

北川 直枝