思いは伝えるが、主張はしない。
言葉で相手を押し付けても、何も解決しないから。
言葉がかわいそうだから。
(深呼吸する言葉/きつかわゆきお)
言葉は変わる。言い回し一つで、矛(ほこ)にもなり、盾(たて)にもなる。
中島みゆきさんも言ったらしい。
「言葉は危険な玩具だ」と。
伝えたい言葉があるのではなく
伝えたい思いがあるから、言葉が必要になる。
言葉を愛する、編集者だからこその、重みのある言葉。
言葉を使い始めたばかりの息子。
ずっと胸に溜めてきたことを、泣く・笑う以外で「表現する」ことを始めた息子。
思いも伝えるし、主張もする(笑)
(いいの。2歳児は今自我の境界線づくりの真っ最中なので、主張が必要です)
彼が「伝えよう」という思いがたくさんあること。
それが大事。
誰かの話を聴くときも、言葉の心地よさに流されてはいけない。
言葉の使い方がネガティブだろうが、ポジティブだろうが。
それは方法論。
本当に見逃しちゃいけない大事なことは、そんなことじゃない。
渋谷陽一氏と『ロッキング・オン』を立ち上げた編集者・ライター。著作多数。
デジタルメディア研究所所長 http://www.demeken.co.jp/dmkn/
オンデマンド出版オンブック社長 http://www.onbook.jp/index.html