ネガポジ、というのがありますね。
我らが誇る札幌の女子中学生二人が考えたものです。
ネガティブな言葉をポジティブに。
コーチングでいうなら、"リフレーミング"というものです。
動き回ってじっとしていない子どもを
「落ち着きがない!騒がしい!」とするか、「元気がある。体力がある」とするか。
「臆病」を「用心深い」としたり、「自己中心的」を「自分がある」としたり…。
そういうのが流行ってることで、「ポジティブなものに目を向けよう!」というのはいいことですよね。
実際、それで変わっていくこともあるし、気づくことも沢山あります。
ただ思うのは、「強すぎる言葉」「絶対誰も反論できない言葉」を使われるのが私は苦手です。
もともと、あまり明るい場所が得意ではありません。
ネガポジ・リフレーミングの使いどころは、暗い場所にいる人に、そっと明かりを灯すようなものだと思っています。
私なんかは出来れば間接照明がいいんです。
ちょっとくらいは、闇の存在が許される、陰に見えないものがあっていいんだと思える。
暗闇にいる人、というのは休みたい人、休みが必要な人が多いと思います。
たとえば、寝てるところにいきなり蛍光灯をつけられたら?LEDライトで照らされたら?
懐中電灯で顔をのぞき込まれたら?
強すぎる光は、影を濃くします。
適度な照明とは、適度な暗さがあることです。
誰かを照らしたいと思う時。暗闇の存在を無視しては決していけないと思います。
夜空に光る星、日々姿を変える月。
本当に美しいものは、闇の中で輝いています。
暗闇にいる人とは、暗闇で話すのがチャンスです。
その人の輝くものを、すぐに見つけられますね。