”ブンちゃん~Teamぐだぐだ~” | 名前のない虎 【2015/6/5から運転中】

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Teamぐだぐだ
ビビリのモコ、動かないシンタロウ、アイラインのマム、凜々しいカズネ、お転婆ナナヒメ、甘えたのヒロタロウと
お空組、ビビりデレのロッキー、咬みつくキチジ、頑固なコヘエ、大阪生まれのwill、行き倒れのブンジと血統書持ちのケンシロウ
と人間のブログ

5,6,7月と続いたお空記念日。

ブンちゃんのお空記念日で締めくくりです。

 

先々週、吉っちゃんの体調が優れず、6kgギリギリまで落ちました。

先週に入って、口が良く動くようになり6.3~6.4kgになりました。

 

体調も良くなったようだったので、尊敬するペットショップるんるんさんで爪を切ってもらいました。

そのときに、エリーちゃんに会わせてもらいました。オーナー岡ちゃんのわんこです。

今、25kg。保護したときは11kg。骨格標本みたいだったそうです。

 

道路で行き倒れになっていたこと、

ノミダニでいっぱいだったこと、

何の抵抗もせず寄りかかってきたこと。

 

まるで、ブンちゃんです。

 

 

ブンちゃんがお空に帰る日。

どうしても外で寝るときかないので、外にお布団持って出て一緒に寝ました。

お互い、最後の夜かもしれないと分かっていたのかもしれません。

 

ブンちゃんと並んで寝ながら、ザ・バンドのホーボージャングルをくちずさんでいました。

 

といっても、歌い出しの

There was a chill that night in the hobo jungle
Over the train yard lay a smooth coat of frost
And although nobody here really knows where they're goin'
At the very same time nobody's lost

【阿部嘉昭さんの訳】

 

 

 

その晩とても寒かった
放浪者たちの野営地は。
みな操車場に横たわっていたが
ツルテンの外套には霜がおりた
いまはけれどだれもいない
奴らがどこへ消えたかも知らない
同時にいえる
だれもそこから消えてはいないのだと

 

の部分とエンディング前の

Man goes nowhere, everything comes like tomorrow
But she took that last ride there by his side

He spent his whole life pursuing the horizon
Ridin' the rods, sleepin' under the stars
Playin' the odds from a rollin' box car

男たちはその場を離れなかった
あしたまかせでゆけばよかった
けれども連れ合いはその男に誇りをもち
ずっと死の床からはなれなかった
故人はみずからの一生をあだについやした

地平線を追いかけつづけ
路上で寝起きし
満天の星空のしたに野営した
施し物を漁りつづけた
通りすぎるトラックをとめて

 

の部分だけですが。

ただ、ブンちゃんの横にいるのは、she連れ合いでは無く、

heで、お父ちゃんですけどね。

 

二人でsleepin' under the stars

ウチに来るまで放浪していたであろうブンちゃん。

通り過ぎる車に施してもらっていたかも、

と思うと、自然とこの歌が浮かんできたのでした。

 

いまでも、この歌を聴くと、ブンちゃんとの夜を思い出します。

 

 

ただ、添い寝したのは私だけではありません。

お母ちゃんも。

 

 

このあと、吉っちゃんを迎えるわけですが、

どうしても元気が出ない、ぐだぐだ家。

そんなところに、驚くようなブログを見つけます。

しゅうちゃん、しゅうさん、お姉ちゃんのブログ。

 

どうして、ブンちゃんが?

 

ケンちゃんまで。

 

今見直しても、涙があふれてきます。

よく、吉っちゃんのお世話を褒めていただきます。

自分たちとしては普通に暮らしてるんですけどね。

きっとそれは、ブンちゃんを迎えるときに見送る覚悟をしたからです。

そして、みんな淋しいと、しゅうちゃんが教えてくれたからです。

 

ブンちゃん、ハッピーお空記念日。

 

今日は、すっかり、みんなのお母さんになったナナちゃんでお別れです。

あんまりしつこくて、吉っちゃんが怒ることもありますけどね。