自分のことを嫌いより好きでいたい

それが笑いヨガを始めたきっかけだった

初めは昔のクラスメイトの一言だった

友達の結婚式で10数年ぶりに会った彼は開口一番『ええー！嘘やん！？これがゲン！？』

と驚いた。

もちろん悪い方の驚き。

『あんなにキラキラしてたのに』

『今は病人のおっさんみたい』

うるせー、直接言うなよ。だから昔の知人と逢いたくなかったんだ。

心の中で悪態をつきながらも自覚はあった。

その時、家族関係が全くうまくいってなくて、家に帰ればいつも怒鳴りあいの喧嘩。

常に身体がしんどいから病院に行って色々検査しても結果はいたって正常。結局、最後は『ストレスじゃないですか？』といつも言われる。

ストレス

そう、それが表情や顔色に出ていた。

だから自覚はあった。

でも改めて面と向かって言われるとショックだった。確かに鏡を見ると『冴えないおっさん』がうつってる。

死んだ魚の目。土色の顔。

うーん。これが自分。

悔しかった。腹が立った。

ストレートに悪口を言った彼に対しても、こんな外見になるような生き方をしてる自分自身に対しても。

そして、何かを変えたいと思った。

『ありのままの自分でいい』ていう声もあるけど、この死んだ魚の目の自分が『ありのままの本来の自分』とは受け入れられない。

好きになれない。

どうせ生きるなら自分のことを嫌いより好きでいたい。

どうやったら自ら一票入れたくなる自分になれる？

顔のパーツは変えられない。それは両親から貰った持って産まれたものだ。

ならば、変えられるものは？

そうだ！表情だ！表情なら変えられる。

表情を変えよう。

自分の持って産まれた顔の魅力を100％生かせるよう努力をしようと思った。

そんなタイミングで笑いヨガに出逢った。

効果はテキメンだった。表情を変えて作り笑いをして声を出していると、顔色が少しずつ良くなった。半年位した時に鏡を見ると

『自分、悪くない顔してるじゃん。いい表情してるじゃん！』と思えた。

そして、不思議だったのは、あんだけ変えられないと悩んだ家族関係もその頃にはうまくいくようになっていた。表情を意識的に変えただけなのに。

けど、良く考えると魔法でもなく当たり前のことなのだ。赤ちゃんの時は皆可愛いくて魅力的だ。生まれつき誰もが魅力的なのだから、大人になっても魅力的な顔なはずだ。元がいいのだから。

大人になって冴えない顔だと思うなら、それは表情の問題だ。表情を変えよう！

意識的に声を出して笑うんだ。

そしたら、何かが変わるかもしれない。

今日は『自分のことを好きになるヒント』のお話でした。

『何かを変えたい』、『自分のことを好きになれない』という方の参考になればと思い書きました。

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最後にその時の自分の背中を押してくれた言葉を紹介して終わりにします。

『ニーバーの祈り』

神よ

変えられないものを受け入れる心の静けさと

変えられるものを変える勇気と

その両者を見分ける叡知を我に与えたまえ

いつもありがとうございます。ゲンちゃん