青いマグマのようだった。
見た目は冷たそうなのに、触ると一瞬にして溶けるほど熱い。
カッコイイ、素晴らしい、美しい、すごい、やばい、
そのどれもが当てはまる。
でもこんなちっぽけな言葉と「=イコール」にするのすらおこがましい。
昼集合して前昼祭。
ベトナム料理で腹ごしらえをしてさいたま新都心。
手持ちが少なくしょうがなく氷結で乾杯、待機。
800番台だったため米粒ヨークを覚悟していたわたしに冷静に朗報が。
ARだから前ブロックじゃないの?
確かに。なぜいままで気づかなかったのか。
はいってみれば案の定まん前。近い、近い。近いよ。
黒いポロシャツに赤いスキニー。
ふらーっとわたしの対角線上に現れたトムヨーク。
あぁトムヨークって生きてるんだ。
人間なんだ。
この世に存在するんだ。
そんなアホみたいな実感で胸がいっぱいになる。
15stepでトムの声が鼓膜に届いた瞬間は耳が聞こえてよかったと本気で思った。
アンコール含め2時間程度。
トムの裏声がトムを始点にして会場中に広がり響くたびに鳥肌がたつ。
見事にクロスしていた照明で視覚すらショートさせられた。
心はシビレっぱなしで、終始泣きそうになる1歩手前のような味がしている。
ラストの曲、リフレインがとまった瞬間、足先から頭のてっぺんまで震えた。
レディオヘッドはロックなのか。
何者なんだ。
いや、何者でもないのか。
レディオヘッドはレディオヘッドであり、それ以下でも以上でもない。
魂をすわれたのだろう。
夢見がむちゃくちゃ悪かった。
カラダ中が重い。
くしゃみがとまらない。
カゼでもひいたようだ。