SATC的 コラム
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バレンタインの情熱

2/14、バレンタイン。

あちこちで甘い匂いが飛び交う、真っ赤で、SWEETな日。


私はいったいいつの頃から、

人が『愛してる!』と口にするのを耳にすると、『友達としてでしょ』と付け足さずにいられなくなったのだろう。

いつの頃から、見つめ合うカップルを見かけると、おやおや、そんなに我を忘れて大丈夫?と思うようになったのだろう。

いつの頃から、『今灼熱の恋をしているんだ』と打ち明けられると、どうせ月曜の朝までのことでしょ。と思うようになったのだろう。


18歳の私。『スマートに生きたい!』そう思った。

中身がすごく子供だからこそ、それを知られたくなくてわざとクールに振舞う。

本当はそんなの全然カッコ良くないのに。

物分りのいい人間になれば、重い存在にならないで済む。

割り切れる人間の方が、好かれるような気がしてた。

だから私はこんな考え方を始めたんだろう。


いつからかタテマエだったそれが、本当に自分の意見になってきて、やさぐれた自分が構築されてしまった。

10代の自分を振り返ると、今でも『あんな感情的でダサイ女は恥ずかしい!』と思うけど、人間は感情的な生き物なのだ。

10代の時にはなかった、プライド、世間体、常識、仕事や、それを取り囲む人たち。それを考えると、昔のようには振舞えないけど。

せめて人間らしく、せめて好きな男の前では一喜一憂しちゃう自分でありたい。



バレンタイン前夜、JOKERの部屋に行った。何だか違う間隔。

口ではうまく言えないけど、女なら誰もが一度は経験したことのあるであろう『誰か来た?』っていうあの感じ。

そんなの気にしてたらキリがない。


遊びたい時期の彼を、はいはいと見守れるのは、

外で好きなだけ遊んで、色んな人に出会って、色んなことを学んできなさいっていう気持ちからだ。

でもそれが、彼のかなり近いところで行われると何だか嫌な気分になってしまうのは矛盾してるんだろうか。


不特定多数なら彼の入る気持ちもそれなり。

でも、特別秀でた近い存在がいると彼の入る気持ちはかなり大きなものになる。

彼の気持ちの配分。その事実が自信のない私を、めちゃくちゃ焦らせる!!

その空気を感じ取ってしまうのも嫌だし、それが原因で自分が気にしてしまうのも嫌だ。

だってそんなあるかどうかもわからない事に不安を抱えるのって、まさに労力のムダ。

彼の部屋にくると自分が嫌になる。でも傍にいたい。正しい選択は?私は彼の隣で葛藤してた。



目覚めると2/14

真っ赤でSWEETな日。

私自身も真っ赤になっていた。goodなんだかbadなんだか解らない絶妙のタイミングでいつもやってくるアイツ。

おかげで私は、昼の時間をくれたハズの彼に14時で捨てられるハメに。

家では、たくさんのチョコレートが私を待ってた。

手作りがいいという彼に何を渡せばいいか、試しに作った思考品たち。

チョコレートムースにフォンダンショコラ、生チョコにザッハトルテ。

結局最後に決めて渡したガトーショコラさえも、それを食べてくれる彼を見て幸せな気分に浸るアイテムにはなってくれなかった。

やさぐれた私は、バーボンを片手にチョコレートのスペシャルコラボで、

一人呑みながら甘くSWEETな夜を過ごした。

マナーモードの男

仕事中でも、プライベートでも、常に携帯がマナーモードな男っている。

昔の彼Mもそう。

意味はない。バイブの方が解り易いからとかそんなんだ。

だけどそのマナーな男たちの中にも、意味があってしている男たちももちろん存在する。

JOKERのマナーは、どっちの意味だろうか?


彼の家に泊まった夜。

トイレにもお風呂にも携帯を持ち込む彼が、その夜一度だけは部屋に置き忘れたままだった。

それに気付きもせずに暗闇の中、一人自分の携帯をいじっていた私。

そしたら部屋に戻ってきた彼は何よりも先に、慌てて私の携帯をつかんで、

『あ、俺のじゃないね』と言って自分の携帯を探した。


その行動に一瞬すごく腹がたった。

まず謝れよ!と思ったし、自分が他人の携帯をこっそり見るような女に見られていることがショックだった。

でも、『その行動の意味は?』と思ったら怒りは治まって、妙に冷静な自分になれた。

【慌てて隠すような、見られちゃマズイことが何かあるんだ。】そう思った。


男って変なとこでわかりやすい。

でもこういうところがあるから、幸せに浸れそうな瞬間の私にはいつも

【どこで他の女と会ってるかわからない。会ってても私にはわからない。】って

冷めたもう一人の自分がいるんだ。


私は恋人になった人には、ある程度の信頼をおく。

だから、携帯を見たりはしないし、出掛けることにだって何も言わない。

自分の信じてる人が、変なコトするはずないじゃん。って思えるから。

それが裏切られる時ももちろんあるけど、それは自分の魅力と見る目が足りなかったってことだ。

痛い授業料払ったなって思って、次痛い目をみないように、傷つかないように学習するしかない。

だからきっと、今の彼とは付き合えないだろう。

まず向こうにその気がないけど()


でも隠すようなことをする彼に対して、私はどうにか自分を納得させなきゃいけなかった。

私だって他の子からすれば、隠される中の一人。胸を張れる自信や立場なんてどこにもない。

モヤモヤしてる自分が、自分でも凄くダサイと思うし、そんな自分を何とか変えたいって思うから。


そして思った。

彼は全くデリカシーのない人じゃなかったんだ!と。

知れば私が傷つくようなことかも知れないし、どうでもいいことかも知れない。

でも彼の中で、それは私に伝わらない方がいいと判断した上でとった行動だとしたら?

それは優しさ以外の何物でもないような気がした。

彼が私に知らせないようにする事で、現に私はその瞬間まで、


知らず傷つかず気にせず過ごしてこれた訳だから。



その携帯の中に、どんな秘密が詰め込まれていたのかはわからない。

他の女とヤってるだけかも知れないし、会ってるだけかも知れないし、色んな女と連絡をとってるだけかも知れないし、本当は何もなかったのかも知れない。

でもそんな彼も受け入れられるよう、私はそれを彼の優しさとして自分の中で消化させた。


自分を納得させるのってすごく難しい時がある。

でもそれが出来た瞬間、心に余裕が出来て、すごく自分が楽になれるのだ。

こうして私は今日彼のおかげで、またひとつ学ぶことが出来た。

『私を今日もまたひとつ大きくしてくれてありがとう。』

そう思いながら、その夜はひとり床で眠りについた。

時計と罪と嫉妬

私が使ってる時計は2つ。

仕事用のアニエスと、

お出掛け用のロベルタスカルパ。

ロベルタは何かの時、自分へのプレゼントに買ったような気がする。

シングルだと、プレゼントも自分であげなくちゃいけなくなる現実。ビバ自己愛!淋しさ満点だ。


アニエスは前付き合っていた彼Mからもらったもの。

出会って一緒にいた期間4年。

その間に私はたくさんの事を学んだし、色んな気持ちを与え続けてくれる人だった。

ワガママな私も、短期でヒステリックな私も、甘えたい弱気な気持ちを隠すつよがりな部分も、

全部認めて受け止めてくれたし、間違っている時には、ちゃんと意見して正しい方向へ導いてくれた。

否定だけはしなかった彼。

私という人間が現時点まで成長する過程の、大部分を占めていたと言っても過言ではないと思う。

それだけ大きな存在だった。


そんな彼と別れてもうすぐ2年が経つ。

彼が誕生日に贈ってくれた時計は、今でも私の腕にはまっている。

それが今まさに話題に登っているアニエスだ。


会社のAさんが、ふと見て言った。

『誰に貰ったんスか?』

決めつけてかかる彼に、そのエピソードをさらす事を想像すると笑いが出た。

『貰ったとは限らないでしょう!()時計位、みんな自分で買えるし!』

話しをそらすと、彼は世間を見透かしたようないつもの顔でゆっくり言った。

『自分でも買えますよ。買えますけど、買わんでしょ?()

それから、白×ピンクの文字盤を指差して続けた。

『買うとしても、数あるデザインの中から自分じゃ、こーいうのをわざわざ選ばんでしょ?』


ギクッ…。まさしく。

白やピンクなんて、私と真逆のイメージ。

Aさんだけじゃなく周りから見ても、私は間違いなくこんなに正当で女らしいキャラには映らないのである。

自分で買うなら、ブラックかブルーフェイスのもの。これが鉄板。


男って、意外と目ざとい。

人にもよるけど、髪を切ったり巻いたり、太ったり痩せたりしても全然気付かない男もいれば、

少しメイクやアクセサリーを変えただけで、すぐに『何か変わった?いつもと違うね。』なんて突っ込んでくれる男もいる。

センサーを常に張っているであろう男には大抵、それと同時に気の効く一言をとっさに出せる能力が備わっていて、それは女を嬉しくさせる。

そんな人の前では気が抜けないという気持ちから、いつも綺麗でいたいと心がけ、自然と女を輝かせる事の出来る男だ。

鈍感力の強い男が周りに多過ぎる私には、そんな人種はすごく新鮮に映って色んな意味でAさんの思考が興味深かった。


私が、『そうですね。長く一緒にいれば時計をもらう機会位は出てくるんじゃないですかね~?』と言葉を濁すと

彼は、『まぁ、時計に罪はないからな!時計は悪くねぇ!()と笑った。

まるで、時計は悪くない。けど、それをくれた男は~とでも言いたさげだな()と思いながらも、ある事を悟った。


罪はないと解っていながらも、こーいうのが嫌なタイプの人間もいる。

そしてJOKERは間違いなく、ふーん。と言いながらも、『面白くない』と感じそうなタイプの男だ。

それを想像したら何だか笑えた♪

モノに罪はねぇからな!と言ったAさんも、よく知るJOKERの反応を1人想像して遊んだに違いない()

彼はそんな愉快で、興味深い人だから。

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