本日は晴天。道中の山々は所々濃い霧がかっていて、岩場へ向かう一行へ不安要素を容赦無く叩きつけてくる。
どうやら小川山か瑞牆山へ遠征する計画のようだ。
関西住みの腐れカチさんも来るらしく、距離的に日曜は翌日の仕事に影響を及ぼしかねないため土曜に決まった。
久しぶりの遠征ということもあり、場の雰囲気は盛り上がっている様子だが、天気予報は芳しくなく、木.金曜が雨予報になっている。
水曜に時間単位で予報が発表され、木曜の昼から金曜の昼頃まで降る予報になっていた。
もう無理だろうと僕は思った。
濡れた岩の前で佇む姿が頭に浮かぶ。
小川山、瑞牆山へは片道4時間近く要する。比較的近場ならまだしも、時間をかけて行った先でそんなことになりたくはない。
だが、グループチャットは、金曜の昼には止む知らせに歓喜の声が上がっていた。
覚悟を決めて行くしかないようだ。
集まったメンバーは、inaさん、チョコさん、瀬戸神さんと腐れカチさん。そして僕。
腐れさんは瀬戸神さんをピック、残りはinaさんの車に乗り合わせ2台体制。
腐れさんは土曜は現地で泊まって日曜も登るらしく、帰りはinaさんの車に瀬戸神さんも同乗する計画。
空は晴れ渡っていて、車内のテンションはかなり高い。
霧に包まれた山を見て若干落ち込みかけるが、遠征できるという喜びの方が強いらしい。
「なんとかなるな!!」
というinaさんの言葉は、僕の心に全く響かなかった。
現地に着くと僕の想像を遥かに超えた車の数に圧倒された。
みんなはある程度想定内らしく、淡々と駐車場を探している。
僕は思った。
前日雨だったんだぞ。
結構降ったぞ。
水溜りの上を通った車に、バケツ一杯分くらい飛沫かけられて、自転車ごとびっちょりになる位には降ったんだぞ。
お前ら頭おかしいだろー!!!!!!!!!!!
必死に平静を装って岩場に向かう。
内心はしっちゃかめっちゃかだ。