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2019年5月12日

 

三重県北牟婁郡紀北町海山区引本浦にて開催されました。

『アオリイカパラダイスプロジェクト 2019』

こちらに参加させて頂きました。

 

エヌテックマリンさん主催によって開催されているこの大変素晴らしいプロジェクトも、今年で10年目。

 

朝8時30分、エヌテックマリン中井キャプテンよりご挨拶。


アオリイカを、そして釣りをこよなく愛する中井キャプテンからの説明を聞く、参加者の皆様の表情は真剣そのもの。

 

アオリイカの産卵床には『姥目樫(ウバメガシ)』の木を使います。

 

ウバメガシは比重が大きく、水に入れると沈むという特徴のある木材という事で、今回の様な水中に沈めて設置する産卵床に適した材料なのですが、ただ伐採したウバメガシを沈めるだけでは、全く効果は無いという事です。

 

アオリイカパラダイスプロジェクトで産卵床として使用したウバメガシは、枝と枝の間隔をロープで調整し、アオリイカが産卵に適した隙間としている上、沈める場所や水深、設置する方向や角度においてまで、過去の経験と試行錯誤を経て、色々と考えた上で設置されています。

 

産卵床と設置用の土嚢を船に積み込んだ状態です。

 

産卵床1つが大きく、また産卵床も土嚢も大変重い為、岸壁から船へという高低差のある場所への移動により、事故や怪我が発生しない様、全員が細心の注意を払いながら作業を行いました。

 

船に積み込んだ後は、産卵床を安定して運搬し、後の投入作業がスムーズに出来るように位置の調整を行います。

 

産卵床と土嚢を連結中。

 

絶対に解けない結び方(地獄結び)なので、ロープが解けて流されたりはしません。

 

ここから設置場所へ移動。

 

事前の潜水作業で海底の状況や投入位置を調査してあり、黄色いブイを目印に産卵床を投入します。

 

ただ闇雲に設置するのではなく、海底の地形や水深、他の産卵床との距離や位置関係を見ながら船を移動し、設置していきます。

 

こうして、午前中で合計13基の産卵床を投入を完了。

 

その後、参加者全員で引本港内の清掃活動を行いました。

 

港内清掃の後は昼休憩を挟みまして、広島大学の海野教授と吉田研究員による、アオリイカの行動生態に関する講義を受講しました。

 

テーマは『超音波バイオテレメトリーを用いた、親アオリイカの回遊生態に関する研究』

 

バイオテレメトリーで使用する超音波発信機。

 

これをアオリイカに取り付け、船上で遠隔測定する事により、生息する水深や行動範囲等のデータを収集する事が出来るそうです。

 

最後は全員で記念撮影。

今回のイベントを開催するにあたり、関係区との調整、及び、産卵床に使用するウバメガシの選定、伐採、運搬、土嚢作り、昨年設置した産卵床の撤去、その他の「このイベントで一番大変な部分」の事前準備を何日も前から進めて頂きました皆様。

本当にありがとうございました!

本当にお疲れ様でした!

 

そして、各社メーカーのスタッフ様ならびに参加者の皆様。

 

お疲れ様でした!

 

設置した産卵床に、アオリイカがたくさん卵を産み付けてくれる事を、心より願っています!