へっ??。ペキっ、(←首を捻る音)
南半球だって太陽は東から昇って西に沈むんだろう?地球の自転方向がかわるわけない。
正しい知識のはずなのに理解できないのは俺の頭が悪いからなのだろうか?そんなに賢くなくてもいいけどバカなのはいやなので、必死に考えてみる。
う~む・・・ふ~む・・・。
解らん。・・・・・・なぜだ。
立体化して想像してみることにした。串に刺したひとつの団子を思い浮かべる。団子は地球で串は地球の自転軸を可視化したもの。串のとがってないほうを北極方向に見たてて考えてみる。
うん自転方向は左回り(反時計回り)。太陽は東から昇る。合っている。
南極側からも見てみる。鏡に映った自分と見つめあった格好になる。自問自答しているみたい。自分の顔はお互いに変な顔をしていそうだ。鏡映しなんだから当たり前か。
それでもやっぱり分からんぞお・・・。
よしっ!もっともっと賢い人に南極側から見てもらおう。
脳内に最初に思いついた賢くて賢くて賢すぎる人に南極側から串団子にみたてた地球を見てもらった。
電流が脳内細胞を駆け巡る。ビビビビビっ
「ははあ!!そういうことかあ!!」
南極側から俺を見ている博士は「そういうことだよ」と言ってるように、ぺろっと舌を出しウインクしてくれていた。向かい合っているわけだから俺と博士とでは左右が逆になる。俺からみると左は東だが、博士からみると左は西だ。
俺からみると右は西だが、博士からみると右は東だ。そして俺は北から見てて博士は南から見てる。改めて「そういうことかあ」と合点がいった。こんなことで行き詰るなんて・・・・・
学生時代に理数系が苦手で苦手でどうしようもなかったはずである。
南半球では、太陽は東から昇り、正午には真北の空高く上がり、西に沈むんだよ。だから日時計の12時方向は北極方向ではなく南極方向つまり南向きなわけさ。
東西が逆になるから針の回り方も逆回りになるって寸法だ。
世界地図をさかさまにしてみよう。
日付変更線が右端から左端にかわる。東西の位置が左右逆になる。上下左右と東西南北は見る人の立ち位置によってかわるんだ。古谷一行ヴァージョンの金田一耕助が推理に行き詰ると逆立ちする理由がわかった気がした。
これは原作にはなく、このドラマヴァージョンだけのオリジナルだけど。