「もういいよ、ゲームは終わったよ」


「いやいや、間に合わないんだ、なんとかして間に合わせないといけないんだ・・・」



「ははは、もう、ゲームは終わったんだよ。リアルなゲームだったろう?お疲れ様!」


「え?ほんとに?ほんとに安心していいの?よかったぁ・・・もう、怖くて怖くて・・・どうしていいかもわからなくて・・・いろいろかんがえこんでしまったよ・・・自分の気づいてないことがあるんじゃないかってね。


自分さえ勇気を出せば、ちょちょいのちょいでもっとうまくいくんじゃないかってね、そう思ったけど、なかなかどうにもできなくて。罪悪感を感じてたんだ、もっと自分はできるのに、できてない感じがしてた。自分のせいで、ダメなんだと思った。」



「わかる。よくわかるよ。私も、同じようなこと思ったんだ。でもね、もう稼ぐ必要なんてないんだよ。よかったね。あなたは稼ぐ、ということに価値観を置いている時代に生きることで、見たいものがあったんだよ。」


「でも、もういやだ、あんな時代・・・苦しかった。楽しくなんかなかった。


もっといろんなことを好きな時にしたいようにしたかった。


制限が多すぎる。もうやだ。あんな苦しい思いはしたくない。絶対に生まれ変わりたくなんかない。」