梶井基次郎「檸檬」
文豪クリームソーダというコラボ企画を知り、先月行ってきました。
梶井基次郎「檸檬」と
室生犀星「蜜のあわれ」は8月27日で終わってしまいました。
このシリーズの飲み物を注文すると、無料でブックカバーもしおりも貰うことが出来ます。
しっかりした厚紙で興奮します。
さくらんぼをすくって乗せてみました。先ほどから、線路にピントを持って行かれている気がします。当時は興奮しすぎて、全く気が付かなかったです。残念。
これは檸檬ソースが付いていて、ドリンクに入れると色が変わります。
檸檬を入れて紫に変化しました。
凄く綺麗です。下にはレモンゼリーがあって、全体的に透き通った色合いや、爽やかな清涼感のある味も最高でした。
本当にひんやりとしたおはじきやびいどろを口に含んだようなスーッとした感覚があります。
小説に入り込んだようなエモさに悶えながら飲みました。
隣の席で、太宰治「女生徒」を飲んでいる方が居ました。
そこで
「あれ!檸檬にはアイスが付いていない!?」
と思いました。すっぱい透明感を維持するためにアイスが無かったのかなと思って納得しました。
でも全部1200円なのにアイスが乗ってないのか…
と思ったりもしますが、やはりアイスが乗って
ソーダが濁ると「檸檬」の解釈違いかなと堂々巡りです。
文豪クリームソーダのブックカバーは最高に良い感じです。
本屋なので「檸檬」の小説が売っていましたが、この本は図書館で借りた谷崎潤一郎です。
今、乙女の本棚シリーズにある太宰治の「女生徒」を借りているので読むのが楽しみです。