「モモ」ケストナーの次に読んでほしい | 45G ジタバタのんびり行くさ

45G ジタバタのんびり行くさ

京都に引っ越してきて、なんかバタバタしてます。歳をとって新しい場所でなんだかぶつかりながら毎日を送っています。

昨日はケストナーのことを少し書いた

 

あと1冊

 

ミヒャエル・エンデの「モモ」は読んだ方がいい

 

エンデはいろいろ書いてるけど

「モモ」だけでいい

 

舞台はローマ

時間どろぼうがあらわれて

それまでゆたか(エンデの考える)に暮らしていた人たちから

時間を奪い

あくせく暮らすようになり

 

失った時間を

モモが取り返すという話

 

今こそ読むべきだと思う

 

今の時代の慌ただしさはどうだ

時間があるとしても

電車の中の大人はスマホで

ゲームとマンガ

子どもは

ニンテンドーDSから始まり

スマホにそまり

こまごまとした時間を過ごしている

大人の時間はなんとなく

自分を取り戻すための時間を作ろうということになってきているけど

子どもはそんなことはない

クラスでのカーストなんかがあって

どう過ごすのかが難しくなってきている

時間が軽くなってきている

 

エンデのいう

「豊かな時間」をもう少しもてないものかと思う

ゆったりと過ごす時間

会話しながら食事をする

友だちの笑顔を見る

空を見る

草花の成長に気づく

自分でおいしいものを作る

お気に入りの本をみつける

バラードの歌をきく

ぼんやりとしてみる

日記を書いてみる

 

そんな時間が人を奥深いものにしていってくれると思っているのだけど

 

 

今の息苦しさを感じるのなら

大人も子どもも一読をすすめる

 

モモ (岩波少年文庫(127))