子どもは早く気づいたもんが勝ちです | 44G 走りながら考える

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44年間の教員生活を終えました。昔のこと、今のこと、くだらない話、教育の話、まじめな話、毎日のフツーの日々、本、音楽、映像など、その日の気分で書いていきます。

自分の将来を早く決めた子が

勝つ

そのようになっていくことが多いです

 

たくさんの子どもを見てきましたので

大体そうなることが多いです

もちろん例外はありますが

あくまで例外です

 

簡単なのは例えば

お医者さんになりたいと思った子

医者になるには勉強ができなくてはなりません

ですから小さいうちからたくさん勉強します

それから

公立の学校じゃよくなさそうだから

私立の学校に行くことも考えます

親でなく子ども自身が考えるのです

 

そんなに明確じゃなくても

いい学校に入りたいと思うだけでも

学習に対する姿勢が変わってきます

 

自分という存在をどうしたいのか

どうしていくのか

そういうあたりをはっきり自覚することが

早くできていることが大事です

 

まあ、野球とかサッカーのクラブチームに入っている子が

プロになりたいと言ってますが

そういうこは

まず強いチームに入ること

練習をたくさんすること

活躍すること

上のチームに行って

という段階で進んでいきますが

プロになるなんてのはまれにしかいません

選ばれた人だけが行ける場所です

だけど、その目標に向かっていけるのはいいことです

 

プロの選手とかピアニストなんてのは

おとぎ話の王子様お姫様の世界ですから

子どもたちにはそう言ってきました

スポーツで大学に行ける子もまあいるにはいますが

それはそれなりに大変で

多分勉強の方が楽だと思っています

 

フツーの子が

確実で一番いいのは

自分の能力を使い切るような勉強をして

できるだけ能力の高い学校に入ることだと思います

 

もちろん宮大工になりたい

刀鍛冶になりたい

料理人になりたいという

はっきりとして夢をもってくれていれば

その道を進めばいいのですから

らくちんです

 

何も夢もなく

テキトーに毎日を過ごしている子が

一番やっかいです

素直ならまだしも

何かわかんないけど反抗して

勉強もせず

大切な十代を過ごす

それが困ります

 

今は時代が変わりましたから

昔ほどではありませんが

十代で何をしてきたかで

人生変わってきます

70%ぐらいだと肌感覚で思ってます

 

後悔はだれしもするものですけど

もっといい人生が送れたはずの子が

そうならなかったという場合もたくさん見てきました

 

例外は

ものすごく集中力と地頭がいい子です

そういう子が

こちらの予想以上に成長していることがあります

でもそれは少ないです

 

人生いつでもやり直せるのは

わかっていますが

そうやって人生を好転させた子は

そんなにたくさん見ていませんね

 

だからこそ早く目覚めること

それにつきます

 

ちなみに私は

目覚めるのが遅い子でした