1年生のこと #2 | 44G 走りながら考える

44G 走りながら考える

44年間の教員生活を終えました。昔のこと、今のこと、くだらない話、教育の話、まじめな話、毎日のフツーの日々、本、音楽、映像など、その日の気分で書いていきます。

どんな人でもそうなんですけど

心をひらく

ってのが大事

 

そのために身体を動かす

なんて本があります

演劇の人とか取り入れてます

そういうこともやるのですが

それ以前に簡単にできることは

 

笑わせる

子どもはよく笑います

特に低学年は

だから笑わせます

笑わせ方は

いつもアドリブでやってるので

うまく覚えてませんけど

たとえば

「せんせい、ノートわすれました」

「そうなのか、おしえてくれてうれしいよおおおおおお!」

と最後のばすだけで笑ってくれます

子どもが楽しいことを言ったら

くりかえしてみる

わらいながら

これもわらいます

 

歌わせる

おおきな

できるだけおおきなこえで

うたわせます

なんでもいいんですけど

ぼくはどの学年でも

「アンパンマンのうた」を必ず歌ってました

 

♪なんのためにうまれて

なにをしていきるのか

こたえられないなんて

そんなのはいやだ

いまをいきることで

あついこころもえる

だからきみはいくんだ

ほほえんで♪

 

これ大人でも

こたえるのに

くろうしますよね

 

アンパンマン

おおくの子がはじめて

すきになるキャラクターです

 

よくうたいます

全力で

のどがつぶれるぐらい

 

他の歌も

そうします

うまさはおいておいて

 

子どもはすっかり

きもちよさそうにします

 

思い切り身体を動かす

身体と心はつながってます

だからはげしくうごかします

いちばんいいのは

おにごっこですね

ふつうのかわりおに

ふえおに

こおりおに

とか

いくつか用意して

まわしてします

 

それができたら

走ることリレーとか

そういうのもできたら

今はできない子のおおい

うんていだとか

てつぼうだとか

のぼりぼうをします

時間はかかりますが

こういうのがきちんとできると

3年以降すごく楽になります

筋力が鍛えられること

バランス感覚がよくなること

大きくなってからでは

時間がかかります

 

国語の音読

教室のみんなに

聞こえるこえでよみます

1年生は頭が綿のように

なんでもしみこんでいきますので

教科書も暗記できます

暗記できる子は暗記させます

先生の読みもいいのですが

うまい

感情をうまくのせた子の読みを

みんなにまねをさせます

そうするとおどろくほど

じょうずになります

もちろん

こころもひらいてますから

きょうしつにひびくこえで読めます

 

上に書いたようなことを

ぼくはしていました

ダンスとかもしていましたね

どの1年生のクラスも

子どもらしく

明るかったです

 

「ガリバー」という学級通信の本が

すごく有名でしたが(今から50年ほど前のこと、

今は一部の熱心な先生が知るのみです)

ぼくも180cmと大きかったので

やっぱりガリバーでした

 

心を開いた子どもは

天使でした

 

なつかしい