給食の時間はどう進めてる? | 44G 走りながら考える

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44年間の教員生活を終え、昔のこと、今のことを思うままに書いていきます。くだらない話、教育の話、まじめな話その日の気分で書いていきます

食べられない子にとって

給食は超いやなものです

特に小学校の低学年の子にとっては


長年見てきて

あまやかされてんな〜

と思う子はいます


そうではなくて

もともと食欲のない子もいます

そういう子はつらいです


それから

好き嫌いの多い子


子どもってすごく敏感です

大人なら大丈夫でも

ある子どもにとってはアウトなことがあります

ちよっとした味がわかるのです

子どもの舌は敏感なので

そんなに調味料はいりません

素材の味だけで食べられます


もっともなれてしまえば

習慣で濃い味になってしまう子もいます

習慣とは怖ろしいものです


食べられない子はどうするのかは

大きな問題です


発達障害やグレーゾーンの子にとっては

嫌いなものは

口の中で

石を食べているようなものだと

聞いたことがあります


給食は担任の裁量に任されていることが多いです


よく「いただきます」を言ったあと

たくさんの子が減らしにいくクラスがあります

なんかぼくはそれがきらいで

見ていてなんなかぁと思います

減らす子は平気で減らします

増やしたい子はその後増やします

食べ物が行ったり来たりして

それ、ちょっとと思います


ぼくは食べられないのなら

食べなくてもいいと思います

教育はうまくいけば

個別化が好ましいと思っています

食べられない子は何が食べられないか担任がある程度把握しておけばいいと思ってます


配膳をするときは

はじめに減らしておけばいいと思うのですが

減らしたい子は並んで自己申告で減らしてもらう

それだけです

量も食べるものも希望をききます

そうすれば、いただきますの後は

増やしたい子だけ前に出てくればいいことになります


コロッケやギョーザなんかは

もちろんジャンケンです

そのときには減らした子にも参加資格はあります

給食はやさしいぐらいがちょうどいいと思ってます


あとはクラスで楽しく食べる雰囲気つくりです

みんなが食べればみんなが食べます

楽しくない、勢いのないクラスはあまり食べません

それから、うそでもいいから

よく食べるねと言ってると

何か食べるようになることがあります


高学年で女の子がたくさんお代わりするクラスはいいクラスだと思っています

だって、かっこつけてないですから


そういうクラスになると

完食が飛躍的にふえます


そういうクラスでも食べられない子はいます

そういう子は

どうしてもダメなら

残していいよと言います


給食なんかで悩むなんてサイテー

楽しい気持ちで学校にきてほしいです