このマンションに引っ越してきて
もうすぐ2か月になります
以前は名古屋の近くの住宅地一軒家
駅まで歩いて速足１５分のところに住んでいました
そんなに広いとは思いませんでしたが
クローゼットもあって
物置もあって
いろいろ買ってもどこかに収納できて
いろいろなものを好きに買ってました
車が２台必要でしたので
ほぼ車で出かけるという生活でした
庭には緑がたくさんあって
シンボルツリーのハナミズキが春に花を咲かせました
だけど、夏は暑くて
冬は寒くて
大変でした（ぼくは暑さ寒さに強いのでまあテキトーに過ごしてましたけど）
このマンションは
以前の家のまったく反対です
地下鉄やJRの駅まで歩いて５分
車は一台置いてありますが
１週間に１度使う程度
ほとんどのことが歩いて完結できます
その代わり
せまい
おそろしくせまいと感じます
いちおう３LDKなのですが
物を置くところなどどこにもありません
京都に来てから車でまた清掃工場までものを捨てにいきました
だけどだけど
一番すごいと思ったことは
「寒くない」ってことです
去年までの服装とまったく違います
３０年ぐらい冬は毎日タートルネックを着ていたのに
今年は２回しか着ていません
マンションはそうだろうなあと思っていたのですが
一番の原因は
窓を
二重窓にしたこと
だと思います
お金はかかったけれど
これほどすごいとは思いませんでした
まだエアコンを２度しかつけていません
（こたつ愛好家です）
二重窓ですので内側に新しくつけました
新しくつけた窓はペアガラスです
実際は３枚のガラスになります
内側の窓を開けると
冷たい空気を感じます
外側の窓を開けると
外気ですから寒いのは当然です
リフォームをしました
ほぼフルリフォームです
いろいろいじくりましたが
一番は二重窓
物価高の中
今年の光熱費は安くなります
おまけに防音もすごくて
外の音は聞こえてきません
近くに森があり
窓を開ければ鳥の声がします
人が歩いています
車がたくさん走っています
さすがに車のアクセルをふかした音は聞こえますが
それ以外はほぼ聞こえません
なんだか人工的な静けさでちょっと不自然かなと思っています
特にぼくの部屋は防音性能を高めた窓になっています
これってただの自慢はなしですねえ
それはそれでいいのですが
そういう話じゃなくて
何て言えばいいのか
言いたいことは
たった一つのことで
大きく環境が変わってしまう
ということです
ぼくは小さいときはあまり
本を読まない子でした
あるとき
高校１年の夏休みだったか
なぜか
「今日から本を読もう」を思ったのです
どうしてなのかわかりません
思い出せません
だけど、その日以降
ぼくの人生で本を読まずにいた日は
病気で苦しんでいる数日だと思います
阿部公房や
大江健三郎
埴谷雄高
開高健
高橋なんとか
ドストエフスキーとかとかとか
生意気にそんな本を読んでいました
それから
ロックの音楽を聴いてりして
ボブディランの詩を授業中に日本語に訳したりして
なんか京都高校生の代表的教養人っぽくなってしまいました
なぜだかわからないけれど
ちょっとした変化が大きな変化を起こすことがあります
ぼくが本を読まなかったら
人生は大きく変わっていたかもしれません
今のような生活は送れなかったと思います
学習もそうですね
ぼくはあまり成績がぱっとしない子どもでした
中学になってやっとましになりました
それも
英語ができたおかげです
英語ができて他もできるかもと思って
勉強をしました
それで少しまともになりました
もし英語ができていなければ
今の自分はなかったかなって思ってます
何か一つのきっかけで
変わるものってたくさんあります
人生のほとんどがそうなのかなとも思っています
反対に
もっとしっかりした自分や目標をもっていれば
もっと違う自分が見られたかもね
でも、なんだろ
人生なんてどうころぶかわからない
今、自分がここで、ま、テキトーにやって生活できていられるって
考えてみれば
すごいこと
じゃありませんか？
けっこうやってんじゃん
俺
この歳ですから
合格点をやっておきます
ごめんなさい。じまん話でした