メリークリスマスのケーキは食べなくなりました | 44G 走りながら考える

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44年間の教員生活を終えました。昔のこと、今のこと、くだらない話、教育の話、まじめな話、毎日のフツーの日々、本、音楽、映像など、その日の気分で書いていきます。

今年のクリスマスイブは

ケーキもありません

もう、クリスマスイブは祝うものではなくなったようです

(年をとりましたから)

 

でも毎年

バッハの

クリスマス・オラトリオを聞き(軽く)

アノニマス4という中世の音楽のコーラスグループの曲を聞きます(軽く)

 

 

教室で話題になるのは

特に3・4年生あたりですが

 

サンタクロースはいるのか?

です

いろいろな家庭があるので

ま、いろいろな考えがありますね

 

それで訳知り顔な子が

「サンタ・クロースはいないんだよ」

「サンタ・クロースはお父さんとお母さんなんだよ」

とひそひそ言っているのです

それはそれでいいのですが

サンタ・クロースはいると信じている子は

ちょっとつらいかなと、思ってしまうのです

 

遅かれ早かれ知ることになるのですが

信じている子にはできるだけ信じてもらっておいた方が

いいと、ぼくは考えています

 

そこで小さな本ですが

「サンタ・クロースはほんとにいるんでしょうか」

という本をみんなに読み聞かせします

 

サンタ・クロースは目に見えないんだよ

だけど必ずいるんだよ

この世に子どもを愛する人がいるかぎりずっと

サンタ・クロースはいるものです

と話します

訳知り顔の子のために

サンタクロースはいると信じている子のために

肯定も否定もしません

 

 

ぼくはサン=テグジュペリが好きです

「夜間飛行」とかいいですねえ

空を飛ぶことがまだ危険に満ちていたころの話です

街の灯

野原の一軒家の灯り

困難な飛行

不安な飛行士の心

そういうの、心の揺れと夢、憧れが

表裏一体となっていて

 

有名なのが

「星の王子さま」

ダントツですね

絵も味わいがあっていいのですが

あの話で心に残っている言葉は

 

大切なものは目にみえない

 

という言葉です

今日、クリスマス・イブ

 

目に見えない大切なものを

 

子どもに届ける日です

 

 

どんな方法がいいのかは

パパママにまかせて

 

 

メリー・クリスマス