わたせせいぞう
昭和の青春を彷彿させるような
懐かしい、そんな世界




彼が描く絵はカラフルで素敵だ
最近、思い出すようになってきた


夏が来たから?
この入道雲のせい?






母と話をした後は
目眩がすることは前からわかっていた

この最近は特にひどくなって
嘔吐するようになった


最近は
一人で実家に行かないようにしている


旦那も疲れるそうだ
義兄、姉も同じことを言っていた

私のようにひどくはないけど
とても疲れるのだそう


私が目眩がするのは
耳のせいかもしれない


私は聞こえないので
脳をフル回転させながら
母の話を理解しようとしていた


聞き漏れがないように
補聴器の音量も上げていた


これがいけないのだ

しょせん
老婆の戯言

話の9割は意味のない話ばかりだ


これが延々と終わらない
しかも話がかみ合わないのだ

そんな場合
目眩がすることに気付いたので
補聴器の電源を切ることにした

家にいる時は
いつも補聴器をしてない

眼鏡を外すのと同じように
私も家では補聴器を外す


眼鏡と違うのは
全く音のない世界に入ることだ


おっと、そうだった
母との不毛な会話についてだった


昨日は旦那も仕事休みだったので
実家のお墓参りに行ってきた



墓守をする猫


まず、海の近くにあるお墓へお参りをして
次に実家に行って、仏様に拝んだ

そして最大の難関
母との不毛な会話に挑むのだ


この日の難題は
「飼い猫ラムちゃんの鰹節問題について」


ラムちゃんがなかなか食べない
キャットフードだけなら食べるが
鰹節をかけると食べない

可哀想だから鰹節をかけているけど
なかなか食べない


と…。



・・・・・・


「キャットフードは食べるんだよね?」
と、私。


「そうよ!それはお腹がすいたら食べるよ」
と言う母。



これよ、これ
これが不毛な会話

こんな会話を何度もしてきた


鰹節はあくまでも
おやつとしてやったらいい

キャットフードを食べないようなら
鰹節をかけてもいいし、

絶対鰹節を食べさせないといけない
という訳じゃないよ

と、何度も母に言っているのだが
なかなか理解出来ないのだ


私のいったことを忘れてるのか?
母としての鰹節に対する思想か?

いつものように

「キャットフードを
食べるんならいいんじゃないの?」

と、呪文のように唱える私




ラムちゃんが食べなかった鰹節を3袋
全部 封を切って冷蔵庫に入れている


ラムちゃんは食べないのに
母はもったいないと言って
全て取っておくのだ


「それより
古くなった鰹節はちゃんと捨ててよね。」
と私が言ったら、母は笑ってこう言う。


「大丈夫よ!ラムちゃんは元気だし
下痢もしないし、元気よ❗」✨

だと。





なら、問題ないじゃん

鰹節食べなくても
元気なら問題ないじゃん



これがいけないのだ


私が母を
理解しようとするからいけないのだ


鰹節問題で
母を説得するのもいけないのだ


地球外生命体と交信していると思うしかない


はっ!

この地球外生命体に飼われている
ラムちゃんは大丈夫なのか!