★結果発表
前と違う先生だったが、どの先生だったか思い出せない。印象に全然残っていない。
LHとテストステロンが正常よりやや高めだったが、それ以外は問題なしとのことだった。
AMHは5.92だった。ちょっと安心した。
デュファストンを飲んでリセットさせ、それからタイミング法を開始することになった。
生理が来たら3-5日目に来てくださいと言われた。
★タイミング法1周期目
9/3に生理が来た。6月以来、3ヶ月ぶりの生理である。
5日目が土曜日だったので、土曜日午前に3回目の受診をした。
予約について言われてなかったので予約せずに行ったら、受付で予約してないんですか??と驚かれ、こちらもすごく驚いた。
生理始まったら予約の電話をするようにと言われませんでしたか?と聞かれ、言われてませんとキッパリ答えた。
予約制だが、予約なしでも受診は可能、ただし待つ、というシステムになっている。
予約なしでも受診できるならいいやと思っていたが、次からはちゃんと生理初日に電話予約しよう、と思った。
予約しても結局すごく待つんだけどね。
初めて当たる女医さんだったが、この先生もとても優しくて人当たりが良かった。
生理5日目の夕からクロミッド2錠を5日間内服することになった。
排卵する頃に卵胞の大きさをチェックして、育っていたらhcgの注射をして排卵を促すらしい。
2週間後、4回目の受診。
この時は久しぶりに最初の女医さんだった。なんか嬉しかった。
卵胞はいくつか育ってはいるけど、あと1週間待ってもいいと思う、と言われた。
来週末くらいにタイミングを取って、来週土曜日にまた来てください、とのことだった。
さらに1週間後、9/21に受診。
卵はいい感じに育っている、1週間待って正解だったと言われた。
明日hcgの注射を打つのがベストらしいが、翌日が日曜で休診のため、自宅で夫に打ってもらうことになった。
翌日。夫に左臀部に筋肉注射をしてもらった。
夫も私と同じく医者4年目だが、初期研修が終わった後すぐ某領域の大学院に入っており、医師免許は使っているがあまり臨床に近くないところにいる。でもまあ一応医者だし。
筋肉注射は全然痛くなかった。筋肉じゃなくて別のところに入ったんじゃなかろうか。なんてね。
痛くない筋肉注射の後、タイミングを取った。
おそらく排卵が起きたであろう日から4日たってから、やっと基礎体温が上がってきた。その少し前からいつもの乳首痛がやってきた。
高温期7日目に基礎体温初の37度台、37.12を叩き出した。起きた時寝汗もかいていた。
これ、妊娠したんじゃない?!
噂の、基礎体温の二段上がりでは?!
かなり期待した。期待しちゃダメ、結果が出るのを気長に待たないとダメ、なのは分かってる。
でも期待してしまう。
ちょっとしたことですぐ、妊娠超初期症状では?と思うようになった。
なんだかお腹があまり空かないというか、食べるとすぐお腹いっぱいになる感じもした。
ただの想像妊娠である。
妊娠超初期症状について検索しまくった。
一通りのまとめ記事は読み漁った。
しかしまあ、やはり妊娠はしておらず、予想排卵日からきっちり2週間後の10/7に生理が来た。
がっかりしたけど、まあタイミング狙ってやったのは初めてだし、と思ってそこまで落ち込みはしなかった。
それに10月末に夏休みで夫と国内旅行に行く予定だったので、気兼ねなく旅行行けるな、なんて思っていた。
★タイミング法2周期目
前回と同じく、生理5日目からクロミッド2錠5日間内服開始になった。
生理が終わった後、通水検査を受けた。
痛いという噂だったので夫にも来てもらい、検査の間手を握ってもらっていたが、全然痛くなかった。
バルーンを膨らませる時に生理痛のような痛みがあった程度だった。
左右どちらも通りが良いという結果で、少し安心した。
1週間後、卵胞チェックの予約日に行ったらフーナーテストをやることになってたらしい。
いやいやいや。何も聞いてませんけど?!
一昨日タイミング取りました。フーナーテストやるとは聞いてませんでした。と、言っておいた。
結局その時はおりものが採取できず、どっちにしてもフーナーテストは出来なかったのだけど。
前回の生理初日に電話する件といい、今回のフーナーテストの件といい、ここちょっと説明不足なんじゃないかなあ、なんて少しだけ不信感。少しだけ。
卵胞の育ち具合は良好で、その日にhcg打って2日後再診、その前日にタイミングを取るよう言われた。
言われた通り前日にタイミングを取って、タイミングから18時間後の受診。
フーナーテストでは精子は見えなかったとのことだった。
この日は院長の診察だった。無事排卵している、フーナーテストは2、3回やらないと分からない検査だし、基本的にタイミングとって15時間以内に見ることになっているので(結果が悪くてもあまり気にしないように、というニュアンス)と説明を受けた。
抗体の検査とかはなかった。
フーナーテスト 18時間後 陰性
とかで検索しまくったけど、この結果がどうなのかよく分からなかった。
そして始まる期待の高温期。
いつもの乳首痛がなかなか来なかったので、「??」という感じだった。
妊娠超初期 症状なし
とかでめちゃくちゃ検索した。
いつも胸が張るのに妊娠した時はいつも胸の張りがなかったとか、何も生理前症状がないのが症状だったとか、そういう自分にとって都合のいい体験談を見つけては期待を膨らませていた。
私ってほんとバカ(´・ω・`)
生理予定日11/6の朝、基礎体温は36.69でまだ一応高め。
噂のフライング検査もしてみたけど、真っ白。
午前の外来中、しきりとトイレに行っては血が出てないか確認した。
昼過ぎについに生理が始まってしまった。
やはりダメだったか。
通水検査したばかりだし期待してたけど、やはりダメだったか。
トイレで少しだけ涙ぐんだ後、午後の仕事をそつなくこなし、受診予約を取るため婦人科に電話した。
ここで問題発生。
生理3-5目に受診ということは、金曜か土曜日に行くしかない。
次の金曜午前はたまたま人が少なく、休めそうにない。夕方なら滑り込めるが金曜は午前しかやらないことが多いらしい。
土曜日に行くしかないが、午前中は医局派遣の外勤が入ってて、このままでは受診は無理。
悩んだ末、土曜日午前にとりあえず予約をとり、外勤を代わってくれる人を探すことにした。
後期研修医ラインで先輩・同期・後輩に、誰か、頼むから誰か外勤を代わってくださいお願いしますと呼びかけたところ、すぐ名乗りを上げてくれた人がいた。
一個下の後輩だった。
優秀ではっきり物を言う彼のことが、私は正直苦手だった。
すぐ快く引き受けてくれて大感謝である。
そして内心で、勝手に苦手に思っててごめん、と思った。
こうして無事に3周期目のタイミング法が始まった。
★期待と喪失感
この2回目のリセットはかなり来た。
もしかしたら着床出血?なんて往生際の悪いことをちらっと思ったけど、そんな都合のいい話あるわけない。
夫の帰りが遅い日だったので、この日は仕事の後実家に行き、母の作ってくれた夕飯を食べた。
生理来ちゃったんだよね
そういうと母は、まあ気長に、ね、と言ってくれた。
母の前で泣くのはなんとか堪えたが、実家を出て歩きながら涙が出てきた。
帰宅後、ひとりぼっちの家で静寂が嫌で音楽をかけた。
亡き王女のためのパヴァーヌとか、別れの曲とかをかけて思い切り泣いた。
今思うと、流産や死産ではなく、そもそも始まってすらいなかった訳で、「別れ」とか「亡き」とかではないよな、という感じなのだが、とにかくこの時は悲しかった。
夫にはラインで生理が来たことを言ってあった。
夫からは、柄にもなく優しいスタンプが返ってきた。普段は既読スルーばかりなのに。
夫が帰ってきて、抱きついて泣きながらごめんねと言った。
ランが悪いわけじゃないでしょ
そう言ってくれた。
夫は私と違っていつも冷静で、過度な期待はしていなかったと思う。
内心は期待してたかもしれないけど。
思い切り泣いた後はスッキリして、翌日には私は元気になっていた。
妊娠してなくて少しホッとしてる部分もある。
妊娠していないということは、高温期に妊娠したかもと思って控えていた諸々のことが自由にできるということである。
夜更かし、お酒、冷たい飲み物やアイスクリーム、カフェイン、甘いもの、体を思い切り動かすこと。
まあお酒は妊活始めてから飲みたくなくなったが、カフェインがとれるのは嬉しい。
生理3日目は、勉強会のスライド作りのお供に、普段滅多に買わないカフェオレのパックを買ってしまった。久しぶりのカフェオレ美味しい幸せ
リセットして悲しいけど、すぐ立ち直って少しホッとして自由だワーイ🙌ってなるってことは、私は内心は妊娠を望んでない、或いは怖がっているのかもしれない。
なんて分析してみる。
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早くリアルタイムに追いつきたくて、婦人科受診2回目以降の流れを一気に書いてしまった。
今日からタイミング法3周期目の高温期。
また期待の日々が始まる。