2016年6月 ○A○ BABYさんの個別相談のため、東京ヒルトンホテルへ行きました。
日本オフィスはないので、定期的に個別相談を実施されています。
それまでのエージェンシーでは、持参するものは特にありませんでしたが、このエージェンシーだけは、これまでの治療実績と不育症の検査を事前に受けておくことをすすめられました。これまでのエージェンシーでは、治療実績をみせても「あ、そう」くらいな感じでしたが、このエージェンシーは違いました。
 
LH, FSH,TSH, FT4, FT3などの数値をみせると、「卵巣機能が衰えていますね」と治療の検査結果の数値を理解できていたこと、最初の渡米前に子宮鏡検査をすること、そして不育症の検査を移植前にして、検査にひっかかった項目があれば、移植前から薬で調整できるといわれたことが、一番の決め手でした。
これまでのエージェンシーでは、「大丈夫、できるできる」と根拠のない言葉だけだったので不安でたまりませんでしたが、このエージェンシーは妊娠できるように科学的根拠に基づいて治療してくれそうだと思いました。
 
また、私には軽度の内膜症と腺筋症があったことも、後のMRI検査で分かりました。それも、このエージェンシーが検査をしておくことをすすめてくれたからです。日本でできる検査はできるだけしてから海外のクリニックの初診を受けることをお勧めします。特に不育症の検査は必ずしておいたほうがいいでしょう。大手の不妊専門クリニックでは、不育症検査も移植前に実施してます。抗リンでひっかった人には移植前からヘパリン注射やアスピリンを処方しているそうです。私の通っていたクリニックでは、不育症検査をすすめられなかったので、不妊症と不育症は全くの別物だと思っていました。
 
不育症検査結果(赤字がひっかかった項目です)
抗核抗体         320倍
APTT            33SEC
第XII 因子凝固活性  56.9%
抗カルジオリビンIgG  2U/ML
プロテインC活性値   95%
抗CL-β2GP1複合体抗 1.3L
プロテインS活性      88%
ループスAC定量/蛇毒 0.9
FT4              1.26NG/DL
FT3                             2.52PG/ML
TSH                            1.320MCIU/ML
プロラクチン        20.9NG/ML
 
 このときはいいエージェンシーだと思っていましたが、エージェンシーに入金が完了してから、それまで丁寧だったメールも失礼になり、返信も遅くなりました…。

早く子供がほしくて焦っていたのかもしれません。これから卵子提供を受けようと考えている方には、時間をかけてじっくりとエージェンシーを選んでほしいと思います。