2016年4月某日 原宿にあるIFCさんの日本オフィスを訪問しました。

 

IFCさんに事前に面談の予約をいれると、資料を送付してくれました。

卵子提供エージェンシーの中でもダントツの高価格なので、それに見合うパフォーマンスなのかどうか、信頼のおけるエージェンシーなのか、不妊治療に関する知識は豊富なのか・・・などなど、このころになると私の目も厳しくなってきました。

 

IFC社長の川田ゆかりさんは著書も多く、送付された資料にも彼女の実績や講演の記事などもあり、生殖医学関係ではおそらく有名な方なのだと思われます。

だた、いかんせん費用が他のエージェンシーと比べて高い(HPをみると現在は少し安くなってるようです)。あと、日本オフィスでドナーファイルが閲覧できなかったので、某卵子提供エージェンシーの格付けサイトにドナー数が少ないことが書いてあったこととリンクしてしまいました。ドナーが少ないからファイルを見せてくれないのか?という疑念を抱くことになりました。

 

さらに、着床前診断について説明を受けたのですが、他社ではだいたい6,000ドルが相場なのに、IFCさんでは10,000ドルくらいするのでびっくりしました。私には他社の着床前診断(PGS) とIFCさんの着床前診断CCSとの明確な違いがわかりませんでした。

IFCさんのHPに、着床前診断プログラムCCSとPGD(単一遺伝子遺伝病着床前遺伝子診断)についての記載がありますが、今やPGS(スクリーニング)が主流であり、PGDはあまり行われていません。説明を聞きましたが、アメリカでの一般的なPGSより4,000ドル高いIFCさんのCCSには違いがないように思えて、ここのエージェンシーは候補から消えました。

 

不妊治療をしてきた女性にとって、着床まで至らなかったり、着床しても染色体異常が多いことから流産することは本当につらいことです・・・。ですので、着床前診断はとても有意義なことだと思います。しかし、私個人としては、あまり着床前診断を勧めるエージェンシーは苦手です・・・。なんとなく、費用を釣り上げられているような気がしてしまいます。それは、個人個人の考え方なので、人それぞれです。私自身も結局は着床前診断しましたから。エージェンシーだけの情報に頼るのではなく、自分でもしっかり調べて面談に行くことをお勧めします。

そして、調べたことに対して真摯に説明をしてくれるエージェンシーを選ぶことが大切だと思います。