弥山(1,895m)に行ってきました。

ここまで今年やっておこうかなと。

お盆休み中に資産税専門の先生が急逝され、

担当外や専門外の仕事を回されて、このタイミングでしか弥山には来れませんでした。

おかげで3月末の崩落で閉鎖されていた行者還トンネル西口からの登山道は回復しました。

 

当初29日を予定していましたが、あきらかに晴れなら22日にしようかなと考えていました。

この時期は日没が早くなるし、気温が下がるし、

熊のことも頭にあったので(この夏は登山道が閉鎖されていて人が入っていなかったからね)

少しでも早い方がいいかなと思っていたのですが、

15日になって急に両膝が痛くなり「22日じゃないんだ..」って。

それで21日夜の同期会に参加することにしたら痛みがなくなるんだから、わかりやすいものだ。

 

 

 

名古屋を22時過ぎに出て、名阪針から川上村を通って行者還トンネルへ。

酷道309は灯もなく、狭くくねくねしていたけど、言うほどではなかったと思います。

鹿や狸が道に降りてきています。

車を止めて時計を見ると2:22。

ヘッドライトを消すと見事なほどの暗闇で、昔『星を見る会』なんかをやりましたが、

見たことがないほどの無数の星がありました。
 
ここはUFOの目撃の多さでも有名なところで、
連れ去られて人体実験されないか(ワクチン未接種者なので..)なんて、
つまらないことを思いながら仮眠..
 

 

車中泊 フルフラットではありませんが、一応横になって寝れます。

早着して仮眠をとっておいた方が断然楽です。

 

ひざ掛けでは寒くて寝られなかった。

着いた時は無風でしたが、夜明けの頃から車が揺れるほどの風が吹き登山を躊躇しました。

そこまでの防寒対策をして来なかった為ですが、

6:30 他の人達が登山道に向かう姿を見て私も登山道へ。

 

 

 

 

橋を渡ってから最初の登りが始まります。

難しい山ではありませんが、道は..よく言えば自然のまま、整備の手が入っていない。

登りはともかく、下りは危なくないかと思いました。

 

 

稜線に出たあたり、まわり一面落ち葉。

紅葉は遅いのか、木が違うのか、山全体が..なんて程ではなかったです。

陽は差していましたが、風がびゅんびゅん吹いていて寒かった。

もちろん「神様..風止めて..」と言いながら登っています。

 

 

 

弥山山頂です。ストラップの温度計は6~7℃のあたり。

たぶん風速は4mぐらいだから、体感温度は2~3度ぐらい。

上はカッパを着こんで、手は手袋しています。

 

 

この鳥居をくぐると、風が少しの間やんだから恐ろしい。

 

 
 

 
弥山神社

御祭神は天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神(造化三神/最初の神様)と

伊邪那岐命、伊邪那美命

天照大御神、月読命、建速須佐之男命(三貴子)他

まさに天上の世界。

 

社殿前のベンチに座っていました。

みんなこの神社がどんな神社か知らずに(興味もなく)、

隣の八経ヶ岳(近畿地方最高峰)の途中として登ってきているみたい。

社殿はこじんまりとしていましたが、私はそれがこの神社のすごさのように感じられた。

天上世界とのつながり..入口の様な。

青空に強風で流れる雲たちをみていると、何かが飛び回っているような..

(強風なのも無理はない..)

映画『失われた聖櫃』の、聖櫃からパワーが噴き上がり、魔物が飛び交うシーンが思い浮かんだ。

 

私は大峯山寺より弥山の方をお勧めします。

登山口に行くのが大変ですが、女人禁制でもないし、上り3時間ぐらい。

最初の登り1時間がきつくて、稜線の1時間弱はハイキング、そして最後に登りがもう1時間あるって感じ。

靴だけ軽登山靴を履いて、季節を選べば参拝に行けないことはないです。

 

 

御朱印は弥山小屋で書置きが配布されます。
 
山で一つ願掛けをしました。
特別願うことはありませんが、
一つだけ確かめておかないと来世を迎えられないことがある。
それだけは教えてほしいと..その暁にはご報告に参りますと。

 

 

 

7月、うたた寝から始まった熊野詣も今年はこれでおしまいです。

今年熊野詣をするとは思いもしなかった。

いろいろ楽しませてくれるは..爆  笑

 

 

50肩は抜けたようだけど大腿が痛い..ショボーン