先日、私が愛してやまない小説家兼DJ松永のマブダチ兼ゴリゴリのリトルトゥースである、

朝井リョウさんの新刊が発売された。

明日買いに行こうと思う。雨が降ってなければ。

朝井さんに対して世間が抱いているイメージと僕が抱いているイメージは掛け離れていると思う。

ぜひエッセイを読んでもらいたい。ラジオを聴いてもらいたい。

DJ松永と仲が良い理由が分かるはずだ。

僕も朝井さんをきちんと認識したのは、恥ずかしながらラジオであった。

オードリーのオールナイトニッポンにゲストで登場された際のトークが面白くて、引き込まれた。

そこからは某サイトで、過去にやっていた金曜0の音源を初回から聞いた。

フリートークの途中で、一部地域の方とお別れすることがとても多かった。

今あの放送があって、

リスナーだったらクレームのメールを入れると思う。

そこからエッセイを読んだ。貪るように読んだ。

そして確信した。朝井さんは変であると。

だから、何者も桐島も実は読んでいないのである。
明日ついでに買うかもしれない。雨が降ってなければ。

話を戻そう。そのオードリーのラジオに朝井さんが出られた際、こんな話をされていた。

「本当の本音なんか喋ったら仕事無くなりますよ。」

僕は本音で喋ることが苦手だ。その根底には、相手が本当の本音を喋ってないだろう。という考えがある。

当たり前だ。本当の本音を喋ったら僕も人間として生きていけないほど人権を失うと思う。

「だから、人間は丁度いい本音を探して喋ってるんです。」

朝井さんはこう続けていた。



僕は大学1年の冬、大好きだったバスケットを辞めた。

理由は色々ある。チームメイトには怪我を理由に辞めると話した。

だが、今考えると人間関係が上手くいかなかったんだなと思う。

部活でよく、本音で話そうや。腹割って話そうや。などと言われた。

そのセリフが大っ嫌いだった。

丁度いい本音を取り繕ってる癖に何ほざいてやがる。と内心では思っていた。

そして、僕は丁度いい本音を見つけることが苦手だった。

だから、丁度いい本音で喋れない自分とチームメイトとの距離はどんどん離れていった。そして次第に独りになった。

そのタイミングで怪我をした。

怪我をした時、何故かホッとしたのを今でもよく覚えている。そしてバスケを辞めた。

もちろん自分が悪いと理解はしている。

そして今はまだ丁度良い本音を見つけることができるようになった方だと思う。

そもそも丁度いい本音ってなんだ。

それを解明するべきではないかもしれない。

が、1つ言えるのは本音をあまり求めるべきではない。ということである。



日本語って難しい。

朝井さんの新刊買いに行くの楽しみだな。

…雨が降ってなければ。

今は降ってます。

では。