20回目を迎えた「小さな株主日記」
これまで多くの企業を調べる中で、私が感じてきたことがあります
それは、日本にはまだ世界に誇れる技術を持った企業がたくさんあるということです
今回私が見つけた日本企業、共和電業もその一つです
派手な流行銘柄ではありません
でも、未来の安全を支えるために必要不可欠な技術を持っています
共和電業は1949年創業
1951年には日本で初めてひずみゲージを商品化し、応力計測分野の発展を支えてきた会社です
ひずみゲージとは、物体に力が加わった時のわずかな変形を測定するセンサーです
一見すると、とても地味に感じる技術かもしれません
でも、私たちの未来を支える多くの分野で、正確な計測は欠かせません
自動車の開発
航空宇宙分野
インフラの安全確認
新しい技術を社会に送り出すためには、
「本当に安全なのか」
「設計通りの性能が出ているのか」
を証明する必要があります
日本は地震が多い国です
地震によって道路や橋などのインフラが影響を受けた時、重要なのは見た目だけで判断することではありません
どこにどれだけの力が加わったのか
構造物にどのような変化が起きているのか
それを正確なデータで把握することが、安全な社会を維持するために欠かせません
壊れてから対応するのではなく、事前に状態を知り、安全を守る
そこにも計測技術の重要な役割があります
共和電業は、センサーや計測器を作るだけではありません
測定支援やデータ解析まで一貫して提供し、計測に関するトータルソリューションを展開しています
また、認定校正事業者として、測定結果の信頼性を支える役割も担っています
測るだけではなく、
「そのデータは信頼できるものなのか」
まで追求する。
そこに共和電業の強みを感じました。
特に印象に残ったのは、
「未来を計測で証明する」
という言葉です
AIや半導体、自動運転など、これからの時代を作る技術は注目されやすい分野です
でも、その技術が本当に社会で使われるためには、安全性や性能を証明するための技術が必要です
未来を作る企業の裏側には、未来を証明する企業がいる
私はそこに、日本のものづくりの強さを感じました。
時価総額だけを見ると大きな企業ではありません
しかし、長年積み重ねてきた技術力と、これからも社会で必要とされ続ける計測技術を持っています
私はそんな、まだ多くの人に知られていないけれど、社会を支える日本企業に魅力を感じ、共和電業の小さな株主になりました
これからも、株価だけではなく、
「この会社は何を作っているのか」
「未来にどんな価値を提供しているのか」
を大切にしながら、日本の素晴らしい企業を探していきたいと思います