「金(かね)には、良い金(かね)も悪い金(かね)もない。金(かね)は金(かね)だ…」などと、どこかのドラマで聞いたことがあるような気がする。


机の上に「金(かね)」が置いてある場合、私にとっては、三種類の観点から夫々、二分類される。数学的には3×2=六種類の金(かね)に分類されることになろう。



勿論、私も、「金(かね)には、良い金(かね)も悪い金(かね)もない。」には賛同する。金(かね)に“良い”又は“悪い”のタグが付いている訳ではない。


さて、あなたの前にある机の上に置かれた札束を見て考えてみよう。


(おお!!どこぞのマジシャン風だな …

            こりゃ楽しみになってきたぜょ (・▽・) )



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先ず「第1分類」として、「税金を払う前の金なのか否か?」で二種の金に分類される。


文字通りであり、経営者なら身にしみて理解できるし、或いは非経営者でも普通に理解できよう。


要するに、一見、儲かったように見える金でも、儲かった金については、無視し得ないレベルどころか、ヤクザのみかじめ料や寺銭の類でも、そこまでとらんだろうにというレベルまで“税金”が取られる。例えば、我が国であれば、たかが数千万円の利益に対してさえ高い法人税(45%弱)」がかかり、個人に対しても1800万円越え部分について50%+事業税5%という金を取られる。。。


沢山儲かったように見える机の上の金であっても、政府の手が横から出てきて、半分近くは「オレのものだ!」とドサッと取っていってしまう仕組みだ。二公一民(即ち税率66%)が農民出であるが故に農民を毛嫌いしていたのだろう(※自説)“豊臣秀吉”によって採用されていたのが、一応、我が国歴史上で最高(最悪)の税率と去れている。しかしながら、この二公一民と、(特に、強制的に取られる社会保険料などまで勘案すれば)現行税率との差異は、驚く程に小さい。


※ なお、ここでの教訓としては、以前のブログに書いたマイクタイソンが400億円のファイトマネーを得た末、破産した話を参照 … ん!? じゃ誰にも分からんだろうから、以前のマイブログから抜粋コピーじゃ(※ 初の抜粋、よく調べておらんが、著作権は自らに残っており、自分のブログを抜粋する位は、いずれにしても問題なかろう!):


『……

マイクタイソンが、およそ400億円のファイトマネーを得ながら「破産」したのは、ペットとしてトラ2匹を売りつけられたり、高級車数百台を売りつけられたり(「ユ-アーマイフレンド!」と寄ってくる取り巻き連中にやってしまうそうな…)、ハーバード出身か何かのエリート奥さんに一夜にして計画的(一回位はやれたのか??)に法外な(いや合法な)慰謝料を取られて逃げられたり、リムジンでチューチューやってホテルのベッドの上まで来た若い女が急に気が変わって「キャー、レイプ!」となった末に法外な(いや合法な)損害賠償金をとられたり(+監獄行きにまでされ)なども、原因だ。


が、最大の原因は、税金である。やはり後払いなので、一試合で数十億円のファイトマネーをもらっても、景気良く全部使ってしまった後では、さすがに払えなくなる。一般的にも、最優先の取立て権限を持つ「税金」が払えないことが、破産のトリガーになるケースは多い。

……』


ということで、税金がとられることを前提に計画して使わないと、後で困る。税金は、サラ金、町金よりも優遇される最強の債権をなし、延滞税率も、サラ金並みに高い(確か14.6%だった)し、差し押さえ・競売・自己破産路線へのトリガーに最もなりやすい。




このため、机の上に金(かね)が積み上げてあっても、安易に全部使ってはいけない。


次に「第2分類」として、「金利が発生している金なのか否か?」で二種の金に分類される。

特に“支払い金利”が発生しているか否かである。机の上において置くだけで、“受け取り金利”が発生する場面はない。


例えば、「種銭」などとして或いはもっと素直に「将来に備えて」溜め込んだ自分の金(かね)であれば、支払い金利は発生していない。逆に、「投資用」、「開業資金」、「事業用資金」などとして、金融機関、親兄弟親戚、友人、知合い、投資家などから工面してきた(即ち借りてきた)金(かね)であれば“支払い金利”が発生している。そのまま机の上に放置しておくだけで時々刻々と、その金(かね)が巨額であればある程、巨額の支払い金利が発生する。


このため、なるべく早くに、その金利を上回る投資利回りが得られるように、その金(かね)を使わなければなるまい。そうでなければ、そんな金(かね)は机の上にない方がよいことになる。



最後に「第3分類」として「金儲け用に生かされる金なのか否か?」で二種の金に分類される。

これも文字通りである。


机の上に置いておくだけでは、その金(かね)は、何も生み出さない。『デフレであれば、それでもよい』などと異論はあろうが、そんな程度では「金儲け」といえるような、生かされる金(かね)と、呼ぶことはできまい。

資本主義社会・貨幣経済社会においては、事実として、金(かね)が沢山あればある程、金を儲け易い状況を構築できる。机の上に金があったら、いずれの場合にも、それを生かす・増やす(即ち、金を儲ける)ために使わねばならない。ここで敢えて「ならない」としたのは、洞窟に住んでいた原始時代における、獲物を取ってくる生命維持行為は、現代社会における金儲けに他ならないからだ。



金儲けは、いいことだ。

IQ200金持ち兄さんの金!金!金!の話-パレス室内


本日、金(かね)で苦労したので、ストレートに金(かね)の話にしてみたが、いつも通りの完全オリジナルながら、当たり前すぎてつまらなかったかのう…

(・_・;)



(それにしても、日本語では、金(Money)=金(Gold)なので、金儲け話の中で金の話を文章上でするときは紛らわしくて困る。明治時代に始められた金本位制度のなごりなのか…)


以上