随分長く生きてきたが、大昔、中昔、近年と比べて、我が国(日本)においては、政治家のレベルが、いよいよ下がってきたように感じられる。

「選挙」と言えば、小学生のときは(例の、ばあチャンが同じ部屋に舞い込んできた団地の時代は)、今より興味があった。そして“当選者の賭け”をよくしていたそうだ。自分にしてみれば、簡単な賭けであったからか完全に忘れていたのだが、同窓会のとき、その部屋の下階の友達が、よーく、そのことを覚えていたのだ。

何でも、上下校中の掲示板に選挙ポスターが貼られる度に、「どの候補者が当選するかの賭けをやろう!!」と、オレが言い出すのだそうだ。友達は「よしのった! こんどこそ絶対勝つぞ!!」と、色とりどりのポスターの前で、時間をかけて一生懸命考えた末に“いい顔をした候補者”を選んだ。ところが、これが連戦連敗というか、簡単に選ぶくせに、オレが常に勝ったという話だった。同窓会にて、その友達が周囲に向って大声で「オレは“顔”で選ぶのに、こいつ「自民党」で選ぶから、オレがいつも負けてたんだ!! ズルイやつめ!!(一人大笑い)」 … 何を賭けていたのかは忘れたが、まあ当時、この賭けでは、“ズルイやつ”の方が、いかにも勝ちそうであったことだけは確かだ。

そう言えば、その同窓会で、別の友達により、もう一つ覚えられていた。中学校のときの話だったが、オレの「机」がものすごく重かったという苦情話だった。その当時は、放課後には、教室内にある四十数個の机を後ろへ移動させて露出させた床部分を掃いたり拭いたりし、今度は、前へ移動させて露出させた床部分を掃いたり拭いたりし、最後に全て元に戻すという骨の折れる作業が必要だったのだ。その際、オレの机だけ、全ての(?)教科書が入っていたとのことで(勿論、重いので「一体何が入ってんだ?こいつ!お 全部おいてっておるぞ?!」などと中を散々見たのであろう)、このため、机がすごく重くて運ぶのが大変だったという苦情だ。しかも、そこに出てくる “こいつ”は、掃除の時間になると、決まって、どこかへ消えてしまうというおまけ付きだった。そういえば、そのころオレは「掃除不要論」なる自説を唱えていたような気がしないでもないし、掃除はボランティアだったとの認識もあるような。。。(・_・;)




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さて、本題に入ろう

簡単には、あんな候補者連中に混ざって選挙したり(しかも、負けたり)、選挙で勝っても同じ穴の狢として政治したりなんか、正直“恥ずかしい”と思われるようなレベルに落ちてしまったので、まともな人は出てこないようになった。これぞ悪化スパイラル、妙なのばかりが立候補し、その中から当選者が出て、それらが寄せ集まったものが“政府”や“国会”を作るんだから、いよいよ底は見えない。


テレビニュースで、政治家の画像や特に複数集まった画像を見る度に、「スターウオーズ(エピソードⅳ等)」に出てきた「宇宙酒場」を思い出すのは私だけだろうか。よくもまあ、妙なのばっかり出揃ったものだ。宇宙人のみならず、ジャバそっくりの首相、ヨーダそっくりな首相なんかも居たっけな  ん、個人的にはヨーダはよかったのだが。。。。


今や、概ね(1)売れなくなった元お笑い・元俳優・元モデル・元歌手・元スポーツ選手、(2)地盤を引き継ぐ政治家ならぬ政治屋一味をバックに持つ二世・三世議員、(3)本業で食っていけない・本業が嫌いな弁護士や医者、(4)仕事・社会経験ゼロで政経塾(いくつかあるのけ?)通いでいきなりデビューするパーフォーマンス人間、(5)私の嫌いな批評家・評論家・コメンテイター・アナリスト・ニュースキャスター系の口だけ達者で自分で何もしたことのない・できない連中、の比率が高すぎる。


総じて、普通の意味における、(○○しかやったことのない)“世間知らず”が多く、しかも、夫々の元居たところでさえ成功していない人、又は、少なくとも“落ちぶれた人”である場合が多い。 要するに、二世・三世議員を除けば、“負け組み”がスポットライトよ・夢よもう一度!的に出てくるか、政治家になることで初めてスポットライトを浴びたい、などといった連中が圧倒的に多い。

これら(1)~(5)の連中を除く、即ち、私の基準でまともな政治家の比率は、おそらく5%もないのではないだろうか?。。。。


欧米列強などの場合、総じて、社会的な成功者、即ち“勝ち組”が政治屋になる傾向が遥かに強い。タレントなんかでも、クリント・イーストウッド、シュワルツネッガー級の完璧なまでの超“勝ち組”だ。ニューヨーク市長も、成功者で大金持ちだ。欧州のどこぞの大統領や韓国の大統領なんかも、勝ち組の金持ちだ。(なお、麻生太郎が誰にも負けずに大金持ちなのは周知であり、内幸町のビル一つだけでも完全に負けるが、これは親からの遺産であって、貧乏よりも更に性質が悪い。自宅の庭で射撃ができても何にもならない。)

海外には、政治家に対して給料なんか出さない国だって結構ある(※ “勝ち組”は勿論金持ちなので、給料なんか要らない。政治家をやること自体が所謂ボランティア活動である。そもそも巨額の国費を使う中で、自分の給料確保・見の保身の目的をバイアスとしてかけたら、随分の無駄が発生する筈だ。)。


そのような“勝ち組”の連中における『人生を勝ち抜いてきた、上昇“気運”或いは“運気”に、国もあやかろうじゃないか!』という基本的な風習のようなものが、おそらくあるのだ。

風水的にも、“勝ち組”を、トップに据えるのは、おそらくよいに違いない。


今でいえば、我が国のトップである総理大臣、政治家としてのみ成功し、まともに働いたことはなく、政治家以外では事実上何もやったことがない。彼の元の職業とされている業種は、私の一つの業種に被ることもあって、昔、私は、SPなど勿論ついていない一人でポケットに手を突っ込んで歩いていた頃の彼と同じセミナーに二人並んで歩いていったこと等もあり、それ以外にも何度かあって話や酒はしたのでそこそこ知っているのだが、文字通りの世間知らずだ。新聞に書いてあった副収入の年間480万円は、単なる名義貸し行為による収入に過ぎない。何度も聞かされたマージャンに明け暮れた大学時代に発明したマージャン点数の自動計算機なんて、まあ最初は面白かったが、成功話や儲け話には全くなっていない。


野党でケチを付けるだけなら、世間知らずでも十分たりるし、その意味では(その意味でのみ)優れた政治家であったのは間違いないだろう。が、実際に何もやったことがないのでは“決断・実行能力”が、小学生レベルの筈なので、アレがトップでは国は衰退しよう。彼の目的は、総理大臣になること自体であって、なって何かをしようなどとは、そもそも全然考えていない。政権交代を成功させたことは大いにいいことだとは思っており、そのこと自体に、異論はなかろう。だが、総理大臣になること自体が目的である彼に、そしてのその人生最大の目的を達成した後における彼に、実際の運用なんぞに期待する方がどうかしている。まあ、今の目的は、折角到達した総理大臣の座に、なるべく長く居座り、これにより、歴史上に名を残すことしか頭にないのだろう。高く評価されるべき「政権交代」の代償と考えれば許容もできようが、「たとえ、支持率1%になっても辞めない」とうだから、政権交代の代償はかなり高くつく。


いずれにしても、現行総理大臣をちょっと見ているだけでも、我が国に、実に“悪い気”を引っ張っているように感じられる。

我が国では、政治家は、二世・三世議員は論外として、“落ちぶれた人”若しくは“負け組み”又は“政治家自体で成功を目指す人”が、政治家になるから、国は、落ちぶれるのだ。国があやかるべき上昇“気運”や“運気”を、連中は持ち合わせていない。

例えば、お笑い界で落ちぶれた、横山ノックやそのまんま東などが登場してきて(そういえば、どちらも“元お笑い”のみならず、“元犯罪者”でもあるじゃねえか…横山ノックの方は軽犯罪法だったかな?)、得意の長い舌でしゃーしゃーとしゃべっただけで(※ インドの格言(?)=空っぽの頭には長い舌がついている)、開票前から当確がでるほどで通ってしまうようでは、話にならない。まともな連中なら、バカらしくて、選挙に出たくなくなるし、政治家になりたくもなく且つなれなくなる。森田健作も「オレは男だ!」は、子供の頃、面白くて全部見たが、いったい何時の話だ!

他方で、フィリピンの英雄、7階級征派=バレラ、モラレス、マルケス、ハットン、コット、デラホーヤ、マルガリートを全て倒した「マニー・パッキャオ」が、大統領になるのは大歓迎である(実際に確実になる)が、それとは訳が違う。マニー・パッキャオなら、少なくとも“英語”を話せる。「私は英語が苦手だから」なんて言ってる総理大臣は、グローバル化が進む昨今の世界中を見渡してもいない。アフリカや南米奥地の小さい村の村長だって英語を話す。

そしてそれ以上に、マニー・パッキャオは、歴戦の勇、命がけの戦いの中で“魂”もガチガチに鍛えられているし、その中を勝ち進んでいった比類なき上昇“気運”と“運気”とを体一杯に溢れんばかりに持っているのだ。試合はWOWOWで全て見ているが、フィリピンという国全体を引っ張るに不足のない上昇“気運”と“運気”とがあるように感じる。



ということで、日本は全然ダメじゃないか!?見込みも何も全然なさそうじゃないか!!?ということになろうが、まあそんなところである。


それでは、偉そうに言っているお前の「モンスター大家」の大家業の方は、どうすんだ!?ということにもなろうが、これついては、実は、震災の中でさえ、収入が確実に日々発生する数少ない安定ビジネスなのである。衣食住は、震災に強い。このため、国が傾いても、沈没せぬ限りはおそらく大丈夫、「数十年に一度の金儲けのチャンス」の秘策は十分実行可能であるというか、むしろ「だからこそ」チャンス到来なのである。

明治初期が1ドル1円、もっとも我が国が荒れ果てた末の戦後にて1ドル360円、戦前に家一軒買えたお金で戦争開けに飯を食って終わりというような歴史的事実を考えても(そのまま当てはまるほど単純ではないが)、この秘策の場合、多少は「国が荒れ果てた」方が、金がより大きく儲かるというものだ。

うし 今度も悪いが、おそらく勝つのは「ズルイやつ」だぜよ  ☆//


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おまけ:  それから私は「選挙」へは行かなかった。アホ政府に対する最強の対抗・防御手段は、やはり(脱税ならぬ)節税に限る。国とは、一言で言えば、国家権力の最たるものである徴税権を振りかざして、一般庶民から税金を取り上げ、それをああでもない・こうでもないと言いながら無駄にする組織に他ならぬ。ので、税金さえ払わなければ、自ずと文句も出ないし、血圧も上がらないで済む。

私はその昔、大卒時にいきなり外国の会社に入った際には、日本の住民票を抜いた。その時だれかに「政府による保護を受けられなくなる」などと、脅されたが、それで困ったことなど一度もなかった。社会保障、年金、医療保険、国債発行など、崩壊しているのは、ちょっとした小学生でも分かる。釜石の友達は「政府は何もやってくれない」と憤慨しておったが(まあ気持ちは分からないではないが)、国・政府・政治の類を頼りにする・縋ること自体、「ズルイやつ」の目から見れば、賢い戦略ではない。もっと自分を鍛えて自分を信じて自分に頼られよ ☆//