私は、役員のスケジュール管理、環境整備、情報管理をする秘書として、10年以上会社勤めをしていました。
結婚後も夫婦共働きで慣れない家事に戸惑いながらもなんとか仕事と家事を両立させようと頑張っていました。
頑張っていましたが突然 夫の転勤で強制的に専業主婦に!
共働きでズボラでも許されてきた家事(もともと苦手な家事)
家事が仕事になったら、家事の重圧で悩むようになりました。
このままではまずいと思い、苦手な家事を上手にこなすために整理収納アドバイザーの資格をとりました。
片付けを学ぶと、家の中を片付ることが楽しくなってきました。
私は、どんどん片付けに没頭するようになりました。
一人でどんどん家を片付けて得意になって「どう?」と聞いたら、
主人から思いもよらない答えが返ってきて愕然としました。
「君には使いやすいかもしれないが、僕には使いにくい。片付けるのは良いけど、ここは夫婦の家なんだから自分勝手にしないで欲しい」
こう言われて私は、頭が真っ白になり数日落ち込みました。
私は、片付けることに一生懸命になりすぎて周りのことを考えていませんでした。
私は、「夫の使いやすい」について考えました。
私には「夫から見た使いやすい」が分かっていないことに気づきました。
夫の意見を全く聞いてなかったのです。
そこで、夫婦の使いやすいについて話し合って、
『夫婦共通の使いやすい』がわかるようになりました。
その『夫婦共通の使いやすい』をもとに家を整えていきました。
そうすると、夫が使いやすい!と笑顔になり、なんだか私まで嬉しくなりました。
家が整ったことが嬉しかったからじゃなく、夫が笑顔になることが嬉しいと気づきました。
家具を買ったり、モノを増やしたりするときは、二人で話し合ってどこに置くか決めています。
そうすることが夫婦の楽しみになりました。
そんな私にも仕事の依頼が来るようになりました。
お客様は、おうちが綺麗になって、みなさん喜んでいらっしゃいました。
みなさん喜んでいらっしゃいましたが、笑顔には2種類あることに気づきました。
1つは心から喜んでいる笑顔
もう1つはなんとなく影のある笑顔
この違いは、家族と対話して片付けをしている人と自分一人でやっている人との違いでした。
家族と対話しながら家を片付けているお家はうまく進み、笑顔がはちきれんばかりになっています。
でも、対話せずに一人で片付けているお家は片付けで疲れているところに家族からのクレームが来ているようでした。
片付いて行って嬉しいはずなのに。過去の我が家と同じ現象が起こっていました。
お客様に過去の私たち夫婦のようなすれ違いをしてもらいたくない!
そこから私は対話型の片付けを始めました。
一人で片付けをしている方には、家族とも話をするように勧めるようにしました。
家族全員の理想を聞き、会話を重視して片付けをするようにしたところ、今まで無関心だったお客様の家族にも笑顔が増えるようになりました。
もちろんお客様ご本人の満足度が上がりました。
嬉しい!!
今では、片付けを依頼してくる奥さまからだけではなく、ご主人さまやお子さんからも
「暮らしやすくなった。」
「家族で話をすることが多くなった。」
「来客が増え、お友達に家を褒められた。」
「お子さんがお友達を呼ぶようになった。」
などの喜びの声が増えました。
一人暮らしの方ならそのお客様だけ笑顔になれば良いですが、家族と一緒の方なら、家族全員が笑顔になるようにしないと意味がありません。
私はこれからも笑顔と会話が増える温かい家づくりを片付けを通してお手伝いしていきたいと思います。
笑顔になるお手伝いをしたいです。