私は高校教師になって10年目ですが、自分が高校生だったころと比べると、学校の様子は変わってきています。
ここ数年、ICT化の流れを受けて「一人一台端末導入」が進められてきています。
学校や個人でタブレット端末を購入し、それを授業で活用するというものです。小中学校ではもう少し前から進められていますが、高校では少し遅れて導入されました。
レポートをまとめたり、課題を提出したりと便利なツールです。教員によっては、授業プリントをデータで配布して、( )部分に入力させたり、Apple Pencilで記入させたりしています。高騰する紙の使用を抑えられます。
また、現在学校で頻繁に言われることは、「主体的・対話的で深い学び」の推進です。以前はアクティブ・ラーニングと言われていました。つまり、以前のような一方的な広義型の授業を脱却し、生徒自らが学び、教えあうというスタイルにグレードアップしようということです。
さらに、成績面では「観点別評価」が導入されました。従来の定期テスト重視の評価ではなく、①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体的に学びに向かう態度 の3観点を対等に評価しなさいというものです。これによって、テストだけでなく、プレゼンテーションスキルや授業への姿勢も評価することになります。
この他にも、「探求活動の推進」や「地域連携の活発化」、「部活動の外部委託」など学校に求められていることは多いです。
このように教育現場は日々変化を繰り返しています。
個人的には以上のような教育改革には基本的には反対なのですが、それはまた時間のある時にゆっくり述べたいと思います。笑