今日の個と心にそっと寄り添う色言葉を
書き下ろしました。
先日、誕生日を迎えて
一つ年を重ねて48歳になりました。
長女を出産した時は、26歳。
第5子の末っ子を出産したのは、38歳です。
東京から夫と二人で
誰も頼れる人がいない中、
北海道で暮らし始めて23年。
今年、子ども達は
22歳・18歳・14歳・11歳・9歳になります。
だから、
私がお母さんになって22年目です。
子どもが成人すると
子育ても一段落といいますが、
末っ子が成人するまで、残り11年。
その時の私の年齢はなんと59歳…。
まだまだ まだまだ
私の子育ては終わらないのです。
この10年間は、母親として
必死になって走り続けてきました。
その理由は、
第5子が生まれてからすぐに
中学生だった長女が
起き上がれなくなりました。
診断名は「起立性調節障害」
初めて聞く言葉でした。
その3年後に下の子どもも
起立性調節障害になりました。
そして、その後に他の子ども達の
発達障害や不安障害も分かりました。
この10年の間に、
子ども5人のうちの4人が、
「目には見えない障害」と
闘っていくことになりました。
少しずつ回復して
何とか克服していった子どももいれば、
現在も進行形で
悩み葛藤しながら闘い続けています。
私は必死になって
勉強をして、
余裕もなく
5人の子育てをしてきました。
それまでは、
ピアノとリトミックの先生
ベビーマッサージの先生として
教えていたのが、
子ども達と向き合うために
子ども達の気もちを知るためにも
保育士資格を独学で42歳で取得したり、
育児セラピスト シニアマスターになり、
育児セラピスト全国大会の
「育児の専門家部門」で優秀実践者として
表彰もされました。
その他にも、
香りから、
子ども達の今の状態を知ることができるように
嗅覚反応分析士インストラクターになり、
色から、
子ども達の気もちを知ることができるように
色育インストラクターにもなりました。
発達障害についての専門的な知識をもって
子ども達に関われるようにと
発達障害コミュニケーション中級指導者
アタッチメント発達支援アドバイザー
これらの資格も取得しました。
これらの知識や資格は
子育てをしていく上で役に立ちました。
確かな根拠は
子育てをしていく上での自信にもなりました。
それと同時に
子育てに悩むお母さん達の力になりたい…と、
教室も開いてきました。
この10年間、
必死になって走り続けてきたけれど、
最近になって
ふと考えるようになりました。
子どもと一緒に過ごせる時間は、
あとどれくらいでしょうか?
子どもの目の前で向き合える時間は
あとどれくらいでしょうか?
必死に余裕もなく
走り続けていた間にも、
子ども達は大きくなり
親は年老いていき
(この間に父も亡くなりました)
自分自身も年を重ねていきます。
どんなに資格や知識をもっていたとしても、
大切なのは心の在り方なのだと
思うようになりました。
人と比べない…きっと大丈夫だという
根拠があるのとないのとでは、
子育てにも…自分自身にも…
自信がもてなくなってしまいます。
13学年差の5人の子ども達…
普通の人よりも子育てが長いからこそ、
子育て22年目にして…
末っ子が成人するまで残り11年目にして…
小学生・中学生・高校生・成人の母親として…
今を大切に
一日一日を丁寧に生きたい…
このように思うようになりました。
当たり前の小さな幸せとは
何かを求めることではなく、
朝に起き上がれること
ご飯を食べられること
眠れること
笑って過ごせること…など
当たり前といわれるこれらのことが
子ども達が出来なかった時があるからこそ、
どんなに幸せなことなのか
気がつくことができました。
今ここにいてくれることが
生まれてきてくれたことが
どれだけ凄いことなのかを実感しました。
それだけで感謝なのですよね。
このことを
5人の子ども達が私に教えてくれました。
でも、
時間は、あっという間に過ぎていきます。
だからこそ、
今を一番に気にかけて
今を大切にしていきたい。
そして、
一日一日を丁寧に生きるためには
生活をシンプルに…
無駄なものをなくして、
心にも時間にも
余裕をもって過ごしていきたいと
思いました。
50歳を目前に控え、
ゆとりをもった
新しい生き方に変えていきたい…
そんなふうに感じた48歳の誕生日でした。
子育ては
今が良ければいいのではありません。
過去の想い出も良いけれど、
20年後にどんな親子になっているのか
想像できますか?
5人の子ども達が成人するまでに
トータルで33年間、
子育てをし続ける私の想いは、
20年後も
笑顔で話せる親子になること!
たとえば今、
子どもが20歳だとしたら、
20年後の40歳の時は
どんな親子になっていたいですか?
今が10歳だとしたら
20年後の30歳の時は
どんな親子になっていたいですか?
今が0歳だったら
20年後の20歳の時は
どんな親子になっていたいですか?
その時に、
子どもは…
私自身はどんな女性…
母親になっているでしょうか?
私は子ども一人一人との
これからの関わりを楽しみにしながら、
今を大切に
丁寧に過ごしていきたいと思います。
個と心にそっと寄り添う色言葉は
応援メッセージとして