石川県を中心とする
震度7の地震。
一夜明けて被害の全容も
少しずつあきらかになって
きましたね。
被害に遭われた皆様に
お見舞いを申し上げると共に
お亡くなりになられた方の
ご冥福を心よりお祈り
申し上げます。
元旦の午後4時過ぎごろ
緊急地震速報のアプリ通知で
急いでNHKのテレビに
切り替えた我が家。
石川県で震度5強
報道カメラマンの夫も
表情を変え、スマホカメラを
起動し始めた後
しばらくテレビ中継をみていると
なんと家屋から砂ぼこりが立ち上がり
次は震度7の緊急地震速報
そして次々に発表される
津波情報、大津波警報
その時に緊急地震中継を
NHKで担当していたのは
山内泉アナ。
『テレビを見ずに
早く逃げること‼︎』
『津波が来ます!
早く逃げて‼︎』
と叫ぶような声で
避難を促す山内アナ。
その声に、只事ではないと
感じた人も多かったのでは
ないでしょうか。
私は山内アナの中継に
涙が止まらなくなりました。
『いのちを守りたい』
『津波から逃げて欲しい』
あれは、山内アナの
『いのちを守る』ことへの
強い思い。
そこから発せられた
声だと私は感じました。
そんな風に感じた人は
たくさんいらっしゃったようで
Yahooニュースにもすぐに
上がっていましたね。
『絶叫系』の伝え方が
怖いという声もSNSでは
上がったようでしたが。
緊急報道には逐一
最新の情報が
飛び込んできます。
その中で何を優先し
誰に伝えるかは
アナウンサーの判断に
ある程度任されています
津波から
今すぐ逃げること
そう強く重く伝えた
山内アナを
私は尊敬します。
災害時には緊急報道の
あり方がいつも問われます
100人中100人の方に
真っ直ぐに言葉が届くことは
まずありません
とてもナーバスな問題で
報道を仕事にする立場からすれば
伝えることで守れること
伝えることで傷付ける怖さ
その両方の狭間で
最善を尽くすしかないのです
地震発生後の
山内アナの声には
『自分を守ることではなく
画面の向こうにいる
石川県の皆様を守りたい』
そんな思いが
強くつたわりました。
石川県でも明日にかけて
雨が予想されていますね。
懸命の救助活動が続く中
1人でも多くの命がどうか
助かりますように。