お気楽整理収納アドバイザー&ルームスタイリスト・プロのマカロンです。ウインク

10年以上、資格取得講座やセミナー講師、お片付け作業など部屋づくりに関する活動をしています。

少々片づけできなくても、死ぬわけではないし

片づけることを目的にしてしまって、イライラするくらいなら、まぁいいっかと笑って暮らす方がいいと思っています。

「笑顔で暮らす」ことを目的にしてほしいといつも思っています。

 

 

お悩み相談あるある

悲しい実家の母をどうにかしてほしい

悲しい実家には大量にいろんなモノがある

悲しい父は絶対に捨てないと言い張る

 

まぁ、相談者の親世代というと、70~80代です。

 

戦後の大変な時期を生きてきた方々です。

簡単にモノが手に入らず、あるものを工夫して生きてきた方々です。

 

私は今年53歳。

子どももいるから、なんとなく20代~の時代背景はわかりますが、

70歳や80歳になったことはないので母親世代の生きてきた時代背景や身についてきたことはわからないのです。

 

それを踏まえた上で、「もったいないと何でも残してある」ことに頭ごなしにダメだと言えますか?

 

例えば、紙袋爆笑

 

私の実家にもたくさん紙袋があります。

 

帰省して、実家からいろいろ持ち帰る時「何か入れるモノある?」と聞くと

 

ほらきた!といわんばかりに、ずら~っと出てくる紙袋

 

大中小、どれでも使い放題(笑)

 

その時母は、"残して置いてよかったでしょう"という顔をする。

 

そうなのです。

 

私も結婚して子どもができると、家族のためにおいてあるモノが増えました。

 

家族が何か困らないようにとってあるんです。

 

今は、急に必要なモノができても、車があって、24時間空いてる店があって、安い店もあって、代用できるモノもすぐ手に入るから、あまり困らないことが多い。

 

だから、生きてきた時代が違うから、身についてることが違うのです。

 

そんな親の気持ちを考えず、「紙袋なんていらないでしょ!」と言うのは、あまりに悲しい言葉ではないでしょうか?

 

捨ててしまうのは、簡単です。

 

でも親のためになんとかしたいなら、

 

こんなにたくさんなくても大丈夫だと安心させてあげてほしいのです。

 

例えば、

OKマイバックのような入れ物を持参しているから、紙袋は必要ない

OKもらうモノが決まっていたら(野菜や果物)そのモノが入る大きさの紙袋があればいい

OK大中小で、使わない大きさの紙袋だけ減らす

OK大中小どれくらいあるのか枚数を数えてみる。(数値を出すと、びっくりする)

OK今のライフスタイルと、家族の人数から、必要な量を考えてみる

OK他に使い道があるか考える(中折してボックスに)

OK資源として考える

 

捨てることを目的にするのではなく、一緒に考えることが目的です。

 

紙袋ひとつでも、会話をしながら、一緒に楽しんでください。

「うわっ、この紙袋懐かしい」

「これ、プレゼントでもらった紙袋だよねー」

「入れ物になるじゃん」なんて

 

こんな会話が、何よりの親孝行だと私は思っています。

 

会話が楽しければ、紙袋なんてそんなになくても大丈夫だと、きっと気づいてくれるはず。

 

気づいたら、あとは紙袋だけじゃなく、いろんなモノの判断ができるようになります!グッ

 

捨ててしまうのは、簡単です。

 

モノがあるから、考えることができるのです。

 

整理は、捨てることではありません。

整理は、モノについて考えること。

 

そして、自分で決めることです。

 

どうか間違えないようにお願いします。