ガス会社の営業の方に相談した際、ネックとなったのが「電化上手」プランがあまりにも安いことでした。

 

営業さんが、何度も試算してくれた結果、申し訳なさそうに、

「ガスに切替えたら毎月の光熱費が1,000円以上上がりますよ。冬場は2,000円ほどアップするかもしれません。」

と念押しをされました。

 

つまり、

毎月2000円アップするとしたら、年24,000円

10年なら24万円になるので、初期コストと光熱費をトータルで考えると、オール電化とさほど変わらないかもしれないわけです。

 

それについて、私には考えが3つありました。

1つ目は、家族構成の変化の見通し。

2つ目は、電力会社・ガス会社の今後の見通し。

3つ目は、自分のポリシー。

 

家族構成の変化は、来年おそらく巣立ちするだろう。という予測です。

 

今まで使用していたエコキュートは、「3人家族が毎日お風呂に入る」を前提に、毎晩決まった水量のお湯を予め作って溜めておくシステムです。

家族が減れば、作るお湯の量は過大になります。

私は、ジムでシャワーを浴びたり、近所の温泉に入ったりと、家で風呂に入らないこともあります。

それでも、エコキュートのシステムは、今までと同じいつも決まったお湯をつくり続けます。

単価がどうであれ、必要な時に必要な量のお湯をつくるほうが、結局は安くなるんじゃないかな。

というのが、私の予想です。

 

2つ目の電力会社等の見通しというのは、「電化上手」という非常に需要者にとってお得なプランが、果たしてずっと続くのか?

という疑問を私は抱いてます。

もう既に、電力自由化以降、新規に「電化上手」プランを契約することはできず、今後10年の間にプラン自体が廃止されることもあるんじゃないかと、勘ぐっております。

 

ガス会社の試算では、「電化上手以外のプランならガス料金とほぼ同じ」との回答を得てます。

 

一方のこのガス会社さんは、このいろいろ社会変化があった過去20年料金改定をしておらず、このまま据え置いてくれるだろうと思ってます。

 

3つ目のポリシーについては、後ほど話すとして、

 

前回述べた設置・更新時の費用比較

私がオール電化をやめた理由

https://ameblo.jp/egaodeiko3/entry-12496586153.html

 

と合わせて、経費についてまとめると

 

イニシャルコスト

オール電化:60~70万

ガス     :20~30万

 

更新費用30年として

オール電化:耐用10年更新3回:50万×3回=150万

ガス     耐用15年更新2回:20万×2回=40万

 

光熱費30年間

オール電化:今までの実績をベースとして「0」

  但し、電化上手プランが廃止になったら、

      下記のガス代とほぼ同額の支出増。

ガス    :年15,000~25,000円アップ。30年で45万~75万

  但し、ガス代は使い方により削減の余地あり。

 

30年間のトータルコスト

オール電化:210~220万

ガス    :105~145万

 

と、ガスの方が、割安という結論に私は至りました。

 

月々の光熱費については、各世帯によって違いますし、新型のエコキュートは故障しにくくなっているかもしれないので、参考にとどめていただけると助かります。