母の認知症は、
一進一退しながらも、

ジワジワと進んでいる。


最近の母は、 
一階から二階の自分の部屋に
行けないことが多くなった。


15年前、新築する時、
すでに私の歩行困難が
始まりつつあったので、
ホームエレベーターをつけた。


だから、私の家には、
エレベーターと階段がある。


母は階段も使えるのだが、
私と一緒に乗っては、
エレベーターばかり使っていた。


これが余計に母を混乱させたのか、



最近、
1人でエレベーターに乗ると、
エレベーターのボタンを押して、
いつまでも、
上がったり、下がったりして、
困っている時があった。





先日、真夜中、

母の、私を呼ぶ声で目が覚めた。


まこまこ!助けて!
まこまこ!助けて!

泣き叫んでいた。





母の部屋は空っぽであった。




どうやら、トイレに起きて、
エレベーターに乗ってしまい、
一階で降りて、
パニックになってしまったようだ。




迷子になるような広い家ではないが。

自分が何処にいるのか、全く分からないのだ。





迎えに行くと、

泣きながら震えていた。
 


目が覚めたから良かったが、
熟睡中なら、気がつかないところだった。
   


外へ出てしまったらと思うと
歩行困難の私では探しにも行けない。




こうやって徘徊して迷子になる高齢者も
いるのだろうと思うが、



出不精の母は、外へは行かないと思うが、
外へ出てしまったら、お手上げだ。



ホームエレベーター  
画像は借用。