私は接客販売の仕事が大好きで、
毎日お客さんの日常の中にある
運命的な瞬間に立ち会えるのが嬉しい。
それに、良いところを見つけて
伝えて褒める仕事とも言えるから、
褒め上手の私にとってはまさに天職だと思っている。
仕事仲間も、
同じ仕事が好きなだけあって、
みんなみんな褒め上手。
お互いのこともナチュラルに褒めまくっている。
だから、やる気が出ないって悩むことはないかな。
「法律なかったら毎日働いて欲しいくらい！笑」と
言ってもらえたから
「私もいっそ泊まりたいですー！」って
答えて昨日は帰ってきた。
この間、かわいい子ども達がわらわらとやってきて、
「おしごとのやりがいは何ですか」
「たいへんなことはありますか」って聞かれた。
街頭インタビュー？社会の授業の課題かもしれない。
「やりがいは、
私の手でお客様を笑顔にできることです。
そんな幸せな瞬間に立ち会えることです。
この仕事が大好きだから、課題にぶつかっても
大変だと思ったことはありません。
１０年以上やっているけど、仕事に
行きたくないと思った日は一日もありません」
仕事を楽しむことを伝える講師業もしているから、
本当はこれ４時間は講座で語れる内容なんだけど、
めちゃくちゃコンパクトにして３０秒で伝えた。
私の答えを聞いた子ども達は一瞬沈黙してた。
前向き過ぎる発言に、少し引かれたのかも。
仕事＝大変なものっていう
イメージが、やっぱり
世の中にはあるんだね…。
大変なことがちゃんとあった方が
レポートを書きやすかったかもしれないけど、
ポジティブモンスター傾向のスタッフに
当たっちゃったんだから仕方ない。
ちゃんと宣伝もしておいた。
「またお家の人と一緒にお休みの日に来てね！」って。
私は商売が好きだし、商人かっこいい！って思う。
近江商人の『三方よし』という考え方も大好き。
これは、売る人も買う人も世の中も、
みんなにとって幸せな商いをしようというもので、
私もそう思える仕事じゃないとやりたくないし、
絶対にできない。
私はいつでも三方よしをかなえている自分に
誇りを持って、お客様の前に立っている。
そういう意味でのプライドは、
ものすごく強いかも。
課題があったら、なんとしても解決したいと思うし、
（だって解決したらもっとお客様を喜ばせられるから）
自分にはその力があると思っているから、
「挑戦する自信がない」とは一切思わない。
挑戦に自信とやらが必要とも思わない。
ただ、愚直に地道に、いろいろ試してやってみるだけ。
それが外から見たら大変に見えるのかな。
別に苦じゃないけど。
その「試す」をやるかやらないかに
自信なんていらない。
そもそも、そんな自信、
『試して試して試しまくって、
何かひとつ成功する』経験を
何度も積み重ねた先にあるもの。
それだって、ただ「過去にはできた」ってだけのことで、
新しい未知の課題の解決を保証するものでもなんでもない。
だから、
『挑戦するための自信』なんて
一切いらんのです。
ただひたすら試行錯誤して、成功例を仲間に共有して、
成功例をみんなでたくさんコレクションするだけ。
そうしているうちに課題なんて消えてるもの。
はじめっから私一人でなんとかしようと思ってないからね。
仕事も子育ても自分の夢の実現すらも。
どんなに素敵で
どんなに欲しいものがあったところで、
どんなに自分にお金があったとしても、
「あなたには売れません」って
生産者に言われたら
消費者側は買えないんだよね。
売る側も買う側も実は対等で、
「あなたになら売ってもいい」
「あなたからなら買ってもいい」っていう
契約が成立するから商売になるんだよね。
買う自由ばっかり意識しすぎの傾向があるけど、
売る自由だって存在してる。
見えにくいだけで、ちゃんとあるんだよね。
私は自分がある商品を大好きだったとしても、
買えてあたりまえとは思わない。
一人でなんとかするなんてできないんだよ。
絶対に自分一人では作れないもん、
１００円ショップの何気ない商品でさえ。
一人で挑戦するなんて初めから思わないから、
自信だのなんだの考えないよ。
仕事だろうが家庭だろうが、
あらゆることはチーム戦。
そう思ったら、
挑戦するハードルが少し下がるかもしれないよ。