こんにちは、笑美です。
親なら誰でも我が子に早く歩けるようになって欲しい、
大きくなったらスポーツ万能になってほしい、と思いますね。
子供の運動能力に必要なことはたくさんありますが、
そんな中、今回は2つの大事な要素、
「バランス感覚」と「ぶら下がり」
についてお伝えします。
1つ目・・・
「バランス感覚」
スポーツというのは、いろいろな体制から様々な動きが必要となります。
ですから、この「バランス感覚」というのはとても重要です。
では小さいうちから、何ができるのか?・・・
具体的な方法をお伝えします。
その前に・・・
私が幼児教室で講師をしている時、
「歩く」ことについての質問が多くありましたので、
そのことについて少しお話ししますね。
「伝い歩きや一緒に手をつないでは歩くけど、一人で歩こうとしないんです・・・」
この質問結構ありました。
今考えるとうちの息子もそうでした。
行きたいところがあると、手をつないで歩きたがりました。
この時は、息子自身うまくバランスをとって一人で歩けなかったから、
手を繋ぎたがったのです。
そんな感じでしたので、一人で歩き出したのも1歳2ヶ月くらいでした。
この手をつなぐ事で、実は息子自身が一人で歩く機会を奪っていたのです。
「歩く」には「バランス感覚」が大事だとその時私が気付いていれば、
もっと早く歩けるようになっていたと思います。
ですから、できるだけ一人で歩く機会を与えてあげるようにしょう!
では具体的な「バランス感覚」を養う方法をお伝えします。
ねんねのころ:
バスタオルでゆらゆら揺らす。
写真のように、両端を持ちハンモックのようにしてあげます。
最初は赤ちゃんの様子を見ながら、ゆっくりゆっくり行なってください。
慣れてきたら、振り幅を大きくしていくと良いですね。
首がすわったら:
抱っこしてゆっくり走ったり、飛んだりする。
(首は座っていても、首を支えながら行なってください)
音楽に合わせて行うのもいいですよ。
おすわりができるようになったら:
バスタオルの上に子供を座らせ、
左右に揺さぶったりしながら引っ張って歩く、などなど・・・
伝い歩きができるようになったら:
一人で歩く距離を少しづつ長くしていく練習をしてみましょう。
最初は2~3歩からでOKです!
手を繋いでも手をぎゅっと繋ぐのではなく、
指1本だけを掴ませる感じで、
できるだけお子さん自身でバランスをとるように促しましょう。
歩けるようになったら:
畳の縁や長い紐を床に置き、その上を歩いてもらう。
平坦な場所だけではなく、いろんな場所で歩かせる。
(砂利、芝生、土、斜面など)
片足立ち競争などなど。
走れるようになったら:
鬼ごっこをやってみましょう!
2つ目・・・
「ぶら下がり」
「ぶら下がり」は、
筋力、バランス感覚、胸筋、肺活量を増やし、
自分の体、体重を自分自身の腕の力で支えらることで、
身体能力が発達すると言われています。
最終目標は、鉄棒にぶら下がることです!
では具体的どのように遊べば良いかお伝えします。
ねんねのころ:
握る力から育てます。
把握反射を利用してあなたの親指を握ってもらいましょう。
握るのが上手になったら、次の段階として少しずつ上に引き上げます。
いわゆる「引き起こし」をしていきます。
ただこの引き起こしですが、
お母さん自身に「やっても大丈夫かな」「腕が抜けたら怖い」
という気持ちがある場合はやらない方がいいです。
その気持ちが赤ちゃんに伝わるので・・・
いきなり行うと赤ちゃんもびっくりしますし、怪我の原因にもなるので
行うときは赤ちゃんの様子を見ながら、ゆっくり、優しく始めてください。
おすわりができるようになったら:
あなたの親指を鉄棒のように握ってもらい、
ぶら下がる練習に入ります。
最初はお尻を浮かすくらいから始め、
徐々に体全体を浮かせるようにしていきましょう。
あなたの親指の鉄棒ではもう引き上げられなくなってきたら、
実際、公園などの鉄棒を使って遊んでみてください。
やっていくうちに、お子さん自身の腕に力が入っているのがわかり、
腕や胸に筋力がついていくのがわかります。
ふにゃふにゃしていた状態から、体に力が入るようになっていきますよ。
最終目標です!
いかがでしたでしょうか?
「バランス感覚」が育てば、一人で歩けるようになり、
次の段階の「走る」「飛ぶ」などができるようになります。
そして、「ぶら下がり」で筋力が付いて来れば、
「はいはい」や「前転」などができるようになる時期が早くなります。
ですから運動能力を養うには「バランス感覚」と「ぶら下がり」が大切になってきます。
いつもお話ししているのですが、何事も「楽しくやる」ことが大切です!
あなたの笑顔が、お子さんを楽しくさせます。
ぜひ楽しく遊んでみてください。