予約時間になり、病院へ。
トイレの回数や形状を聞かれ、透明にならなくても水状なら大丈夫です、と。

 別室に行き、二の腕に腸の動きを止める注射をしました。
 注射はわりと平気な方なのですが、液が入るとき、痛い、と思いました。

 それからお着替え。私の病院は後ろに穴があるちょっと長めの紙パンツを履き、上半身は自分の服で良かったです。

 機械のある部屋に移動し、検査台に寝転がり、お医者さんが来るのを待ちました。待っている時間が1番ドキドキしたので、大丈夫、大丈夫、と言い聞かせ、ドキドキをおさえてました。

 そしてお医者さんが来て、いよいよ検査開始!
 看護師さんが1人つき、始めは機械に背中を向けて横になり、薬を塗り、カメラが入りました。入ったときは全然大丈夫で、これなら平気!と思いきや、奥へ入るにつれ、痛みが…。

 お子さんを産んだことがある方なら、陣痛みたいな感じの痛みです。
 内臓を挟まれて引っ張られているような、鈍痛ですが、痛い。
 お医者さんには、人より痛いと思う、伸ばしながら入れないと入らないからごめんね、みたいなことを言われ、腸の何かを、と話していたのですが、痛くてそれどころじゃなく…。

 カメラが入るにつれ、仰向けに体勢を変え、途中、お腹をふくらませて、と言われたり、看護師さんがお腹を押したりしながら、カメラを奥へ奥へ入れていきました。

 映像を観れたのですが、痛くて見る余裕もなく、ただひたすらに時間が経つのを待ちました。
 ちなみに痛くないときもあり、たぶん普通の方はさほど痛くないのだと思います。

 カメラを抜くときは内臓を動く気持ち悪さはありましたが、痛みはかなり軽減されました。


 つづく


 大腸カメラについてはちょっとお休みし、1年前のことを…。


 1年前、中3だった娘は突然学校に行けなくなりました。

 学校に行きたくない、こわい、と泣いていた。


 今日、高校に行く電車に間に合わず、トイレから出てきた娘は泣いていた。


 どうした?学校休みたいの?

と聞いたら、

 ううん、間に合わなくて悲しくて涙が出たの、と。


 1年前には考えられない。高校が楽しくて、自ら起きて、1度も休まず、通っている。


 親バカな私は車ならギリ間に合う、と、片道50キロの高校まで、送りました。


 このままじゃ嫌だ、と、頑張り、みんなと同じく公立高校を受検し、休んでいた分取り戻した娘。


 1年は人を変えられる。


 1年前の私に教えてあげたい。

大丈夫だよ。トンネルの出口はあるよ、と。







 ラキソベロンを飲んで眠りについた3時間後、トイレに行きたくて起きました。夜中だったので、眠かったです。(私は効きが早かったようで、みんながみんな眠れないわけではないそうです。
看護師談)
 朝起きるまでに2回行きました。

 起きて、お弁当を作り、7時過ぎに見送って、いよいよ1.8リットルのマグコロールPを飲み始めることに!

 ネットを見ると、つらかった、とか、飲み切ることで大腸カメラ検査の8割は終えたことになる、など書いてあったので、どれほどつらいのか、と覚悟して開始。

 10分で200ml飲む感じでコップに入れて   さぁ一口。



 あれっ、おいしい!食べてなかったからか、スポーツ飲料をちょっと甘くしたような、ちょっとトロミがあるような、まったりした飲み物がキンキンに冷えていて、私には美味しかったです!

 1リットルくらい1時間くらいで飲み続けたところから、トイレとお友達になりたした笑

 飲んで、トイレへ、飲んで、トイレへ、を繰り返し、9時過ぎには全部飲み切りました。
 ちなみに最後の一杯はお腹がいっぱいで、初めて飲むのつらいなー、と思いました。
 そして飲み切ったらやり遂げた感で1人で感無量になりました笑

 その後は12時くらいまでトイレとお友達。回数にして、朝から検査まで、20回くらいお友達になりました。

 お腹は痛くなかったので、トイレとお友達になるのはつらくなかったですが、何せ何回もトイレットペーパーともお友達になるので、そちらがつらく…。

 検査の注意事項に、軟膏など塗らないでください、カメラが滲みます、と書いてあった訳がわかりました。

 もしこれから大腸カメラ検査を控えている方がいましたら、高級なトイレットペーパーを購入したら良いかもしれません。

 さぁ次はいよいよ病院に行き、検査が始まります。


 つづく