我が家はスマホを持たせるときに約束したことがあります。
中学の時はお母さんが勝手に見ることがあります、ただ見たら見た、ときちんと言います。
中学まではラインの友達を増やす時はお母さんに一応確認をしてください。
ラインは朝8時から夜8時まで。それ以上使いたい時はお母さんに一言ください。
くらいです。
あとはフィルタリングや時間制限などはつけておらず、自己管理でした。
コロナ禍になる前に中学のクラス懇談会がありました。
あるお母さんの悩みで、子どもがスマホの約束事を守ってくれない、叱っても聞かない、と。
みなさんはどうですか?と。
うちもです、困りますよね、など意見が出る中、ツリーさんはどうですか?と聞かれました。
私は、
約束を守らないなら契約を止め、使えないようにします
と、答えました。
周りの保護者さんはちょっとざわつき、相談したお母さんは、私にはそれは出来ないです、と言って、話は終わりました。
帰宅して娘たちにその話をしました。
娘たちは、
みんなのお母さんはわからないけど、うちのお母さんなら約束破ったら、本当に契約を止めると思うわ
と、理解?を示してくれました。
高校生以上になった今、特に約束事はしてませんが、なぜかパスワードは忘れちゃうから、と、私と娘たち、みんな一緒です。
もう勝手には見ませんが。
私も約束は守ります!!
学校に行かないで、家にいて、親に当たったり、不安をぶつけたり。
言われても困る、親だって人間だから不機嫌をぶつけられたらつらいし、悲しいし、聞きたくない。
自分のことじゃないから、どうしてあげていいのかわからない。逃げたい。
でも、行きたくない、と言えるということは、そこに信頼関係があり、子どもは親に甘えられるということだとも思う。親のこと、なんだかんだ言いつつ、信じていて、好きなんだと思う。
どこで子育て間違えたんだろう?やり直したい。不登校になったのは自分のせいだ。そう自分を責める。
それはきっと違う。
愛情をしっかり受け止め、どんな自分でも受け止めてくれる自信があるから、子どもは全てをぶつけてくる。
ただ、そうなった時に、どうやって答え、接して行くのかはまた悩んでしまう。
子どもを心配し、悩んでしまう親もまた子どもを大切に思い、愛しているから。
大好きだよ の気持ちを互いに上手に伝えられたら良いのに。
子どもは成長していく。自分の機嫌も少しずつ取ることができるようになるはず。
つらいことは永遠には続かない。
親も強くなる。悩みながら成長する。
大丈夫
大丈夫
言い聞かせて進むしかない。
私はきっと不登校だった時の娘に必要以上に優しくはしなかったと思う。
朝起きて、今日どうするか?を決めるまでは話し合い。その時間が娘にも私にも1番嫌な時間だった。
体育座りしたり、布団に丸まったり、泣いたり、お互い離れてからまた話し合ったり、気持ちを手紙に書いて、くしゃくしゃにして投げてきたこともある。
投げてくるのは嫌だから、紙飛行機を作り、返事を書いて、娘に飛ばした。
それからは、手渡しできないときは、紙飛行機が飛んでくるようになった。
行く行かないが決まったあとは、学校のことについては話さない。(いま数学だね、とか、そういう話は普通にするけれど。)
行くなら送るか、私も一緒にいるか、一度帰宅するか。
行かないなら、私は自由時間。 娘は時間割の勉強をする。わからないことがあったら聞きにくる。
お昼もなるべく給食時間に食べる。
食べたら以前にも書いた列島ニュースを観て、いろいろ話す。テレビをそのままにしていると体操が始まるので、それをする。
2時以降からは自由時間。
夜、家族みんなが集まっても、学校に行こうが行かないが、いつもと同じに。
旦那にはLINEや帰るコールの電話で娘の今日の様子を伝え、娘の前では話さなかった。学校に行かなきゃ、と本人が1番強く思っているから、きっと。
寝る前には部屋まで送り、話をし、私が電気を消していた。(この行動は不登校になってから、私が甘やかしたことかもしれない。電気を消すのに起き上がるのが嫌そうだったから。)
ベットの上で娘はぽつりぽつり話し出す。その話については、答えを出さず、同感して穏やかに眠りにつけるように、不安をなくせるように。
夜には大切な結論は出さないようにしていた。
学校へ行こうが行かないが、だめなことはだめ、それはしっかり叱っていた。
家庭にもある程度の社会はあり、家族にも気持ちがあること、気付いてもらえるように。
不機嫌をぶつけてきても、まずは受け止め、時間が経ち、謝ってくるようになった。
学校へ行こうが行かないが、あなたが大事で大好きなこと。
もし家も嫌なら、祖父母宅や、どこか行きたいとこに泊まりに行っていいこと。
朝起きる、夜更かししない、ご飯を食べる、お風呂に入るなど基本的な生活習慣はきちんとすること。
迷惑はどんどんかけていいこと。(親に迷惑かけないで、誰にかけるのよ、親は迷惑かけてもらうためにいるんだ、と旦那が言っていた)
呼吸することを決してやめないこと。
それをことばや行動で伝えていた。
娘は自分が弱いから学校へ行けなくなった、と気づいてから、学校へ行けるようになったけど、
学校が怖いから、と学校へ行かない選択をした娘は、弱くなかったっ思う。
弱かったら、怖さを我慢して行くことを選んだんじゃないのかな…。
いま思えば、もう少し、甘やかせて優しくしてあげたら良かったのかな。逃げることを選べたから、今も呼吸をし続け、笑って一緒にいられるから。