久しぶりです。
見に来てくださるみなさん、今年もよろしくお願いします。

 不登校だった娘は、朝から毎日高校に通ってます。

 約一年半前のあの日、あのきっかけで不登校になった。
 あのせいで、あんなことがあったから、あれがなければ、不登校にはならなかったかもしれない。

 行き場のない不安、怒りをそこにぶつけ、そんなことあったから行けなくなっても仕方ない、と理由づけていた。

 本当にそうだったのだろうか?



 違う。

 きっかけはあくまでもきっかけにすぎない。
 そこに逃げていたら、本質を見逃して、真実を見抜けなくて、あがき続けてしまう気がした。

 話し合い、考え、娘自身もきっかけに向き合い、話し合い、考え、毎日毎日。

 娘は原因を見つけた。そこから一歩ずつ進めるようになった。

 不登校が悪いとは思わない。
 かわいそうとも思わない。
 悩みがある分、大変だな、とは思う。

 最低だった時期を知っているから少しでも前向きになったら安心して、これで良かったと思ってしまった。

 最高だった時期から比べたら、とても小さなことなのに、それすら、奇跡、とも思えてしまうくらい、ちょっとの前進がうれしかった。

 行けなくなってからの学校を嫌いになってしまうのはしかたない。
 でも行けてた時の思い出まで、嫌いにはなってほしくなかった。

 原因は酷だけど、自分の中にもあると思う。
 それを受け止められたら、全てを嫌いにはならないと思った。
 きれいごとかもしれないけれど。

 〇〇のせいで不登校になった
と話す時点で責任転嫁してしまっていた気がする。

 責任転嫁は楽だけど。


 すごくつらい時は、何かのせいにしても良いと思う。
 逃げるのも大切だから。

 でも、ちょっとでも、少しずつでも考えることを始められるくらい、気持ちが安定したら、きっかけはきっかけにすぎないことを受け止め、つらいかも、だけど、原因と向き合っていけたら、と思います。

 これからいろんな壁にまだまだぶち当たる我が子にも、未来の自分にも伝えたい。

 そう思った。